＃7 黒服＝マフィア ページ8
You-side
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あまりの暑さに気を失い、目が覚めた時まず見えたのは見慣れぬ天井。そして人の家特有の匂い。
どこだここ、と思いつつ起き上がるとちょうど開いた障子。そちらに目を向けてみると、そこには黒い服を身にまとった、ゴリラにも近い人間が立っていた。
「おぉ、起きたか。どうだ調子は」
「･･･」
こういうの、テレビで見たことがある。幼い少女が怪しい連中に誘拐されて、身代金を狙われたり、殺されたり、襲われてたりしてた。
･････間違いない、こいつらマフィア的な何かだ。
「･･殺す」
「え？」
数歩後ろに下がると、勢い良く走りだしそのゴリラに飛び蹴りを食らわせ障子とともにふっ飛ばした。そのまま馬乗りになり、常備しているナイフを首に向ける。
「え、ちょちょちょちょちょっ!!え？なんで!?俺ら怪しい奴らとかじゃ･･･！」
「あれでしょ、マフィア的な何かでしょ。私を誘拐して身代金奪うつもりなんでしょ」
「違う！逆！俺ら警察！そのマフィア的な何かをとっ捕ま――――」
「うるさいゴリラ」
思い切りナイフを振り降ろすが寸止めで避けられ地面に突き刺さった。するとそんな私達を見た他の黒服の仲間が止めようとこちらに走ってくる。
私は盛大に舌打ちをかますと、一旦ゴリラからどいて先に雑魚を片付けることに。
――――と、その途中奥から走ってきた、天パたちと他黒服二人。
･･･なにアイツら、この黒服と手でも組んでるのか･･･。
「あぁーあ･･･、こりゃ酷ぇや」
なんて思っていると、地面に伸びた仲間を見て呟く黒服の一人。天パは自分の額に手を当てて、やれやれとでも言いたげな表情。
「オイガキンチョ、お前何やってんだ」
「身代金請求されたか････あ」
突然、グラリと回る視界。先ほどと同じ感覚に陥る。
･･･････そういや傘なかった。
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サディスト(プロフ) - お疲れ様でした!やっぱり自分でやって余計に感じるのですが、更新って凄く大変ですよね。でも、また栗兎さんの新作が上がったらすぐに飛んで行くので!楽しみにしてます!これからも頑張って下さい!! (2015年5月22日 15時) (
レス) id: a8354c5ea9 (このIDを非表示/違反報告)
サド丸(プロフ) - お疲れ様です栗兎さんの名前はずっと私のお気に入り作者さんの中に入っています！！！本当にお疲れ様でした！ずっと待ってます！ (2015年5月21日 20時) (レス) id: 3b7dd2a686 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの加藤さん(プロフ) - 栗兎さんお疲れ様です！更新って大変ですよね…。(´・ω・`)私は更新スピードなんて気にしませんので大丈夫です！自分のペースで更新していって欲しいな、と思います。これからも栗兎さんの味方ですよ！頑張って下さいね(゜∇^d)!!長文失礼しました。 (2015年5月21日 17時) (レス) id: 204089a6f3 (このIDを非表示/違反報告)
真凜(プロフ) - 元ふゅーなです！ログインしたよ！やっぱり更新って大変よねまた栗兎の作品楽しみにしてます！ (2015年5月21日 17時) (レス) id: 56247d3d6a (このIDを非表示/違反報告)
IA(プロフ) - 栗兎さん、お疲れ様です！いやぁ、大変ですよね更新って…(｡-_-｡)毎回面白いのでこんな事があっても「大丈夫かなぁ」とかのんびり思ってます。私も長文失礼しました、色々と辛い事が無くなりますように…！ (2015年5月21日 17時) (レス) id: 73869a5b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時：2015年2月15日 16時
