【銀魂】うさぎの取り扱い方法【沖田総悟】

＃45　説教タイム ページ47

You-side
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「コイツには手ぇ出すなって！散々言っただろうが!!」


「誘ってきたのはコイツですぜ」


「誘ったとか誘われた関係なく、もうやるなつったろ！」






――ーはてさて、なぜ私まで巻き込まれているのだろうか。この男の説教に。帰りたいんだけど、帰らせてくれないかな、さっき拾った五円玉あげるから帰らせて。






「ったく･･傷だらけじゃねーかよ･･･」


「え、私？」






タバコ男が心配するのは、どうやら童顔ではなく私。頭をワシャワシャとなでて悪かったな、と。････なんで私が心配されるの、この童顔仲間じゃないの。






「いや、別にあの･･･誘ったの私だし」


「関係あるか。罪のない女に怪我させた時点でアイツはもう侍じゃねぇよ」






･･･え、えー･･･とただただ戸惑っていると、大きなため息が耳につき、その方向に目を向けてみると呆れた顔の童顔男が私達････正確に言えばタバコ男を見ていた。

それに気づいた様子のタバコ男は、そちら目を向け何だと。






「土方さん俺に全面的に責任押し付けてますけどね、これはコイツのストレスの発散ってみたいなもんです。わざわざコイツのストレスを発散させるために俺が相手になってんですぜ？感謝こそされど、文句言われる筋合いはねぇはずでィ」






だろ？と首を傾げて私に言うそいつは、とにかく合わせろと言わんばかりの目で見てきて、とりあえず頷いた。

ま、まぁあながち間違っちゃいないし。･･･ていうかわざわざ遠回しに言ってくれてるのって、優しさか、こいつなりの･･･。なんて思いつつチラリと隣を見ると、頭をガシガシと掻くタバコ男。






「ストレス発散ならもっとやり方あんだろが。なにもこんな怪我するまでなんざ･･」


「これしかねーんですって。しつけぇぞ土方」


「殺すぞテメェ」






言いながら、ガッと胸ぐらをつかんで睨み合う二人。････なにやってんだ、たかが喧嘩ごときで･･と心の中で呟くと、私から口を開いた。

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