＃3 夜の兎 ページ4
「会って数分で喧嘩するんじゃないよ。Aももうちょっと愛想よくできないのかい」
「だってお登勢さんに迷惑かけてるんでしょ？そんな奴らにいちいち笑顔なんて振りまいてらんないよ」
腕を組んで、ため息混じりに言うと天パ男が私を指さしてギャンギャンと吠え始めた。
「誰が一番迷惑かけてるかわかってんのか、引きこもってるお前だよ!!お前が一番迷惑！なに自分のこと棚に上げてんだテメェ！」
「残念ですが銀時様。A様は毎日お登勢様のお手伝いをこなしております。仕事中での家事はすべてA様一人で行われていますので」
たまの言葉に言葉を詰まらせるその姿に嘲笑の笑みを浮かべると、どうやら火に油を注いだようでとうとう木刀を構え、今にも襲いかかろうとする彼を眼鏡の少年が必死に抑える。
本当にアホしか居ないみたい･･･、なんて心の中で呟くとお登勢さんが三人に向かい、
「この子はAってんだ。悪いけど歌舞伎町を紹介してやってくんないかい」
「誰がするかコノヤロー!!一人で行って迷子になってそのまま餓死して死ね！」
「お前が死ね」
････こんな感じにお互い全力で拒否をしている状態だったが、お登勢さんが依頼料は払うと言い三人は眼の色を変え、私を連れて外に飛び出した。
「っちょっとまって、傘が･･･！」
「は？傘ァ？」
「日に弱いの、離せ天パ」
言うと、パッと離される腕。私が一旦中に戻り、傘を取りに行こうとした時背後から降りかかった声。
「お前、もしかして夜兎アルか？」
「･････何か文句でも」
無愛想に返し、開けた引き戸を荒く閉めると傘を取りに行った。
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サディスト(プロフ) - お疲れ様でした!やっぱり自分でやって余計に感じるのですが、更新って凄く大変ですよね。でも、また栗兎さんの新作が上がったらすぐに飛んで行くので!楽しみにしてます!これからも頑張って下さい!! (2015年5月22日 15時) (
レス) id: a8354c5ea9 (このIDを非表示/違反報告)
サド丸(プロフ) - お疲れ様です栗兎さんの名前はずっと私のお気に入り作者さんの中に入っています！！！本当にお疲れ様でした！ずっと待ってます！ (2015年5月21日 20時) (レス) id: 3b7dd2a686 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの加藤さん(プロフ) - 栗兎さんお疲れ様です！更新って大変ですよね…。(´・ω・`)私は更新スピードなんて気にしませんので大丈夫です！自分のペースで更新していって欲しいな、と思います。これからも栗兎さんの味方ですよ！頑張って下さいね(゜∇^d)!!長文失礼しました。 (2015年5月21日 17時) (レス) id: 204089a6f3 (このIDを非表示/違反報告)
真凜(プロフ) - 元ふゅーなです！ログインしたよ！やっぱり更新って大変よねまた栗兎の作品楽しみにしてます！ (2015年5月21日 17時) (レス) id: 56247d3d6a (このIDを非表示/違反報告)
IA(プロフ) - 栗兎さん、お疲れ様です！いやぁ、大変ですよね更新って…(｡-_-｡)毎回面白いのでこんな事があっても「大丈夫かなぁ」とかのんびり思ってます。私も長文失礼しました、色々と辛い事が無くなりますように…！ (2015年5月21日 17時) (レス) id: 73869a5b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栗兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時：2015年2月15日 16時
