#16 照れ顔 ページ17
Kagura-side
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Aと別れて階段を駆け上がった私は、ただいまも言わずに廊下を走って、銀ちゃんがいるであろうリビングへと向かった。
そこにはいつも通りソファに寝転がりジャンプを読んでいる奴が居て、おけーりーと目も合わさずに呟く。そんな野郎のジャンプを取り上げ、私は胸ぐらをつかんだ。
「え、ちょ、なにいきなり」
「ちょっと聞いてヨ銀ちゃんヤバイアルよ、マジでヤバイアル私」
「お前がヤバイのはとっくの前から知ってっけど」
「違うアル、ほんともうなんかこうあれがあーでこうなってアァアァアアァァァアア!!!」
叫ぶ私をさすがに心配に思った様子の銀ちゃんはなぜか背中をさすり、落ち着け、とりあえず深呼吸しろと。私はそれに従ってとりあえず大きく深呼吸を3回繰り返した。
そしてもう一度銀ちゃんを見ると、私はまた口を開いた。
「・・・・私さっきまであの下の生意気チャイナ娘と遊んでたアル」
「お、おう」
「ごっさ生意気だったけど割りといいやつだったアル。それでネ、帰りに友だちになってやるっていったらどんな反応したと思うアルか」
しらねーよ、と興味なさげに言う銀ちゃんに平手打ちをかまして、え?え?と頬を抑える銀ちゃんの胸ぐらを掴んで叫んだ。
「アイツ照れたアルよ!?その照れ顔がなんかもう見たことないくらい可愛くってなんか私おかしくなったアルゥウウウウウ!!」
「いだいいだいいだいいだい!!!!」
強く胸ぐらをつかんで、首を絞めんとばかりに前後に揺さぶる。すると少しして顔が真っ青になっていき、最終的にはガクッと力尽きて泡を吹き出した。
すると、その時ちょうど奥の部屋から出てきた新八。
「新八ィ!銀ちゃんが・・・!」
「え"ぇええ!?なにやったの神楽ちゃん!!??」
慌てる新八は白目をむく奴の名前を何度も呼んで頬を叩いていた。
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サディスト(プロフ) - お疲れ様でした!やっぱり自分でやって余計に感じるのですが、更新って凄く大変ですよね。でも、また栗兎さんの新作が上がったらすぐに飛んで行くので!楽しみにしてます!これからも頑張って下さい!! (2015年5月22日 15時) (レス) id: a8354c5ea9 (このIDを非表示/違反報告)
サド丸(プロフ) - お疲れ様です栗兎さんの名前はずっと私のお気に入り作者さんの中に入っています!!!本当にお疲れ様でした!ずっと待ってます! (2015年5月21日 20時) (レス) id: 3b7dd2a686 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの加藤さん(プロフ) - 栗兎さんお疲れ様です!更新って大変ですよね…。(´・ω・`)私は更新スピードなんて気にしませんので大丈夫です!自分のペースで更新していって欲しいな、と思います。これからも栗兎さんの味方ですよ!頑張って下さいね(゜∇^d)!!長文失礼しました。 (2015年5月21日 17時) (レス) id: 204089a6f3 (このIDを非表示/違反報告)
真凜(プロフ) - 元ふゅーなです!ログインしたよ!やっぱり更新って大変よねまた栗兎の作品楽しみにしてます! (2015年5月21日 17時) (レス) id: 56247d3d6a (このIDを非表示/違反報告)
IA(プロフ) - 栗兎さん、お疲れ様です!いやぁ、大変ですよね更新って…(。-_-。)毎回面白いのでこんな事があっても「大丈夫かなぁ」とかのんびり思ってます。私も長文失礼しました、色々と辛い事が無くなりますように…! (2015年5月21日 17時) (レス) id: 73869a5b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:栗兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時:2015年2月15日 16時