栗花落カナヲの妹さん

二十七話　恋バナ ページ31

作者「お正月は多少生活リズムが崩れても怒られないのでいいですよね〜」




伏黒「おい。何なんだよ」

伏黒、怒ってる。

流石元ヤン、迫力がある。

野薔薇「オッス伏黒ォ！ 虎杖って彼女いるー？」

何故恋バナに･････？

伏黒「は？」

野薔薇「実はこの子が」

野薔薇が今までのことを説明する。

伏黒「つまりそういうことか！？」

野薔薇「ええ。そういうことよ！」

しいなが不思議そうな顔で三人の顔を見る。

野薔薇「今回しいなは戦力にならないだろうから伏黒が二人分働きなさい」

ますます意味分かんなくなった。

伏黒「彼女はまずいないだろ」

野薔薇「根拠は？」

伏黒「急に東京来るってなって特に困った様子なかったし。あと部屋にグラビアポスターが貼ってある。彼女いる奴ってそういうの貼らねーんじゃねぇか？ 相手嫌がるだよ」

野薔薇「伏黒って女子の前だけカッコつけてブラックコーヒー飲むタイプ？ やめな」

しいな『のちに思い返して恥ずかしくなる、黒歴史確定だね』

元ヤンなのも黒歴史か。

伏黒「俺の話聞きたくて呼んだんだよな？」

「いつも飲んでんだよ」、とこぼす伏黒。

小沢「あの、ちなみに好きなタイプとか･････」

伏黒「あー、背が高い子が好きとか言ってたな」

伏黒の言葉を聞き野薔薇と小沢優子さんが乾杯する。

野薔薇「勝算アリ！ 虎杖を召喚するわ！ いいわね優子！」

小沢「はい！」

野薔薇が虎杖にメールを打つ。

虎杖「あれ？ 伏黒もいんじゃん」

野薔薇「はやっ！」

速すぎない？

しいな『何それ？』

虎杖は大きめの紙袋を抱えてる。

虎杖「換金所探すのめんどいから景品交換しちゃった」

え･････。

パチンコ屋いったの･････？

15歳のくせして･････？

もしかして虎杖もヤンキーか不良か何かなの･････？

野薔薇「虎杖！ この子は･････」

虎杖「あれ。小沢じゃん。何してんの？」




結局小沢優子さんは連絡先を聞かずに帰って行った。

伏黒「本当にいいのか？ せめて連絡先だけでも」

野薔薇「私としいなが交換したしまあ大丈夫でしょ」

別れる時に野薔薇が「この子時々話通じないし既読スルーとかそもそもメール見ないこともあるけど根はいい子だから気にしないで。そういうことあったら突っ込まずスルーして」とか言ってた。

何かものすごく失礼なこと言われた気がする。

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