栗花落カナヲの妹さん

十四話　特級呪霊 ページ16

作者「恋愛系のオチにすることにしたんですが、相手が決まってなくて･････。みなさんは誰がいいですか？」




歌姫姉さんと五条先生、学長さんと走ってみんなのところに向かう。

というか学長さん、あの荷物持ってよく走れるな･････。

段々帳が降りてくる。

あのままじゃ着く前に帳が完成する。

しいな『歌姫姉さん、私先に行く』

歌姫「ええ、気を付けてね」

歌姫姉さんが言い終わる前に走り出す。

呼吸を使い、呪力で肉体を強化すれば特級呪霊にも通用する攻撃できる。

一応、刀は持ってきた。

特級でも時間稼ぎくらいはできる。

帳が降りる前に中に入る。

まずは呪霊のいるところに･････。

多分、加茂さんがいる辺りかな･････。

また私は走り出す。

まあ、目視できないような速さだけど。

加茂さん達が見えて来る。

東京校の式神さんと呪言師さんも一緒だ。

三人は屋根の上にいる。

よく見ると呪言師さんは口から血を流してる。

遅かったかな･････。

呪言師さんはさらに呪言を使おうとする。

それ以上やったら･････。

私は屋根に飛び乗り呪言師さんの肩に手を置く。

狗巻「？？」

加茂「栗花落！？」

しいな『･･････････』ニコッ

呪霊と向き合う。

この呪霊、強い。

まずは花の呼吸でダメージを喰らわせその後に術式を使い、一旦動けなくして歌姫姉さんたちを待つ。

呪霊は鬼ほど硬くないから私の未熟な花の呼吸でも充分だ。

刀を鞘から引き抜く。

しいな『花の呼吸・陸ノ型・渦桃』

地面を蹴って体を横に回転させてその回転力で呪霊の首を斬りかかる。

でも掠っただけでダメージはそんなにない。

この呪霊、硬い。

鬼並、しかも上限くらいに。

作戦変更、蟲の呼吸にする。

しいな『蟲の呼吸・蝶ノ舞・戯れ』

今度はちゃんと深めの傷がつく。

呪霊が倒れ込む。

しいな『加茂さん、そこの呪言師さんと式神さんを連れて逃げて。術式を使いたいから』

加茂「術式？」

呪霊が起き上がる。

時間がない･････。

しいな『これから術式を使う。私の後ろにいて』

私は制服のポケットから桜の花弁を取り出す。

昔、蝶屋敷があったところに行った時に見つけた桜の木。

屋敷はもうなかったけど桜はあった。

初代花の呼吸の剣士が植えたとされる「必勝」という名の桜。

いつか使うかもと思いコピーしてほんとによかった。

しいな『蝶花操術・桜』

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