14.結果 ページ15
乃木「…A」
A「…うん?」
名前を呼ぶと、小首を傾げて俺のことを見つめてきた。
昨日まではなんとも思わなかったのに、今では可愛いなんて言葉が出てきてしまう。
俺、こんなにチョロかったかなあ…?
A「の、乃木…?」
名前を呼ばれハッとする。
そうだ、俺には言わなきゃいけないことがある。
乃木「…あ、のさ」
ーーー
A「なんだぁ〜そんなことだったんだ!」
乃木「……」
俺、乃木修一
完敗しました。
乃木「はぁ〜…」
恋を自覚して好きな女に悲しい顔させて…挙句に告白も出来ない。俺めっちゃチキンじゃん…。まじか…。
A「乃木に嫌われたのかと思って焦った〜」
人の気も知らないで…
A「でも、ほんとに良かった。
乃木は私の大切な友達だもんっ」
満面の笑みで笑うAを見てると、不思議とさっきまでの嫌悪が消えていく。
まぁそもそも、あの"好き"が異性としてって決まった訳じゃねーしな。告白も急いでやるもんじゃない。
今はこうして、笑いあうのが1番幸せな気がする。
A「ん…乃木、なんか夜の時から頭撫でてくれるね」
乃木「俺も撫でてもらったじゃん?」
A「ん、んー?なんか違う気が…まいっか」
乃木「そーそー」
まぁ、他のヤツに渡す気はねーけど。
今はこれが1番幸せでも、いつか俺の女にしてやるから覚悟してろよ?
A「(……期待、しちゃうなぁ…)」
ーーー
ユイ「……乃木さん、絶対"そう"だよね」
ロッティ「……盗み見は良くない…」
ユイ「って言いつつロッティもしっかり見てるじゃん」
ロッティ「……あの乃木が誰かを好きになるなんてな」
ユイ「ん〜、でも僕は初めてAちゃんと会った時にビビっと来たよ?乃木さんの好きそうなタイプだなぁって!」
ロッティ「そうなのか…?俺には全く分からなかった」
ユイ「ロッティ鈍いもんね〜
僕の気持ちにも早く気付けばいいのに…」
ロッティ「…?なにか言ったか?」
ユイ「なーんにも!」
ーーー
乃木、恋の自覚しちゃいましたね!!ちょっとキャラ崩壊しましたが戻るので気にしない、気にしない。
ここから恋愛とシリアスが入ります。特に詳しい内容は決めてないので随時ネタ募集中です。
乃木とAさん
シャルロットとユイ
この2組の恋の行方はどうなるのか?心配するべきなのは恋愛だけなのか…。
ここからも是非私の作品をお楽しみ下さい。それでは。
ーーー
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作者名:霊来 | 作成日時:2023年7月27日 4時