検索窓
今日:6 hit、昨日:27 hit、合計:707,892 hit

お見送り ページ26

それからしばらくして、



コンコン、と部屋のドアが突然ノックされた

神「Aちゃーん、僕達もう出るね」
「え!」

神谷さんの声に勢いよく席を立ち、ドアに駆ける
「お昼は食べずに行くんですか?」

神「うん、ラジオで食べる企画があるんだ。え〜…と、多分帰るのもそんなに遅くならないよ」

「そうなんですね」

いってきますと言って廊下を歩く神谷さんの後ろをパタパタと小走りでついていった

部屋から出てきた私に神谷さんはキョトンとしている

神「あれ?下に行くの?」

「?はい」






小「あ!Aちゃん!」

階段をおりると、小野さんが朝とは違う格好で立っていた

弾んだ声で名前を呼ぶと、私の前へ飛んでくる


小「見て〜!じゃーん!かっこいいー?」


小野さんは、普段から格好いいのだよ?
目の前の、柄の入った白いシャツに紺色のジャケットを着た小野さんは、うん、言うまでもない!

「はい!かっこいいです!」

神「服が、ね。」

すかさず声を入れる神谷さん。
「えー!?」とふくれた小野さんに頭を撫でられた
ちょ、小野さん、突然撫でないで!私の心の準備が…!


「よーしよしよし」と、ひと通り撫でると満足したのか神谷さんに声をかけた

小「そろそろ行きますか?」

神「ああそうだね、うん。じゃあいってくるねAちゃん」

「はい!」




玄関へ向かう二人について行き、玄関で立っていると、靴を履き終わった神谷さんの目が真ん丸になった


神「!もしかして見送りしようとしてくれてたの!?」

「はい!」


私がそう返事をすると、突然神谷さんの表情が
ぱぁぁあっ、と明るくなった

神「え!?え!?ちょっと小野くん聞いた!?何この子かわいい!」

満面の笑みで嬉しそうな神谷さんの隣で小野さんは相変わらず私の頭を撫でる。
その表情は神谷さんと同じである。


小「お見送りなんてなかなか無いですもんねー!」

神「えー行きたくない!」

でもいかなきゃっ!と悶えている神谷さん

そして小野さんはやっぱり「よーしよしよし」と私の髪を撫でる




小野さんは私を犬か何かと間違えて認識しているのではないだろうか

壁→←もし、



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (621 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1513人がお気に入り
設定タグ:男性声優 , 同居 , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - めちゃくちゃ泣きました。大号泣です(´;ω;`) (2019年10月28日 8時) (レス) id: b485c04083 (このIDを非表示/違反報告)
はやゆか - この作品を読んで号泣した一人です。更新楽しみにしています。 (2019年1月30日 2時) (レス) id: 2334c267ac (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 最後、めっちゃ泣きました。こんなに泣いたの久しぶりってくらい。続編はどんな感じになるんだろう。これから読むのが楽しみです!! (2018年10月16日 13時) (レス) id: 2082d86ac9 (このIDを非表示/違反報告)
声優って良いよね。 - 号泣じゃ収まらん......大号泣...... (2018年7月14日 15時) (レス) id: d5b8d65653 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - …………。°(°`ω´ °)°。ピィー!!!!!!!なにこの作品!感動するんだけど!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。ウワァァァン!!!!!更新頑張ってください!!!!! (2017年11月14日 4時) (レス) id: 15a90a5b08 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:國村 楓 | 作成日時:2016年7月3日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。