あいつ、寂しがりやだから。 ページ30
中村さんが杉田さんを鎮め、落ち着いた杉田さんとキッチンに行くと、肉、野菜、調味料の数々をテーブルに並べられた
「ここの材料を使って良いんですか？」
杉「うん、なんでも使って良いよ。野菜室にも入ってるし、冷蔵庫の中のものも使って！
基本俺らが食べたい時に作るみたいな感じで適当に使ってるから、好きに使ってくれて良い」
「はい！」
よし、と腕を捲って手を洗うと、杉田さんも隣で手を洗っていた。
杉「俺も手伝う」
「いいんですか…！」
杉「うん。誰かと料理するの好きなんだ。」
「杉田さん、よく料理なさるんですか？」
杉「割りとここの人達は料理するよ、櫻井さんとか中村はやらないけど。Aちゃんは？」
「はい！料理するの好きですよ」
野菜を取ろうとして手を止める
「お昼誰か帰ってきますか？」
杉「ん？あぁ、いや、俺達だけだよ。3人分でいい」
「分かりました！
それでは今からこれを作りたいと思います！」
杉「じゃあ俺これ切ります！」
杉田さんは何気にノリがよくて助かります
「このタレは簡単だから今作っちゃおうかな…」
杉「あ、待って、そのタレの材料ここに置いておいて」
「？どうしてですか？」
思わず首を傾げて杉田さんを見上げると、彼は少しだけ楽しそうに笑った
杉「あいつ、寂しがりやだから。」
言葉の意図が読み取れずにまた首を傾げたとき
中「杉田ぁ、A〜…」
ゲームをしていたはずの中村さんがキッチンに顔を覗かせた
その表情は先程のゲームで勝利をおさめた時とは全く別のもので、どこか気恥ずかしそうに、それでいて少し拗ねたようにぶっきらぼうな様子で言葉を放った
中「俺も手伝う。」
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咲(プロフ) - めちゃくちゃ泣きました。大号泣です(´；ω；｀) (2019年10月28日 8時) (
レス) id: b485c04083 (このIDを非表示/違反報告)
はやゆか - この作品を読んで号泣した一人です。更新楽しみにしています。 (2019年1月30日 2時) (レス) id: 2334c267ac (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 最後、めっちゃ泣きました。こんなに泣いたの久しぶりってくらい。続編はどんな感じになるんだろう。これから読むのが楽しみです!! (2018年10月16日 13時) (レス) id: 2082d86ac9 (このIDを非表示/違反報告)
声優って良いよね。 - 号泣じゃ収まらん......大号泣...... (2018年7月14日 15時) (レス) id: d5b8d65653 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ - …………｡°(°`ω´ °)°｡ﾋﾟｨｰ!!!!!!!なにこの作品！感動するんだけど！｡ﾟヽ（ﾟ｀Д´ﾟ）ﾉﾟ｡ｳﾜｧｧｧﾝ!!!!!更新頑張ってください!!!!! (2017年11月14日 4時) (レス) id: 15a90a5b08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：國村 楓 | 作成日時：2016年7月3日 6時
