国見英生誕祭2016をみんなで盛大に祝おうではないか!!【ハイキュー!!】

Yours*7 ページ9

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｢言えながっだああああぁぁぁぁぁああ｣





見なれた校舎の廊下に、私の声がむなしく響いた。





｢逆になんであのタイミングで言えないのか謎｣

｢ほんと私も謎!!｣






あのあと普通に歩いていった私たちは、校門の前で顔をあわせることになった。


おはようーと誰に言うでもなく挨拶をした……次の瞬間。





美波がサラリと｢国見おたおめ｣と言ったのだった。






｢美波ちゃん本当かっこよすぎたよ……あれこそナチュラル……｣

｢いや、あぁすれば自然と流れでAも言えるかなって｣

｢うん……そうだよね、普通そうするよね｣






そう、私もそれに乗っかって｢あ、おめでとう｣みたいな感じでさりげなく言えばよかったんだ!!

というか言わなくちゃいけなかったのに!!






……私はただ口をぱくぱくさせるだけで、何も言えなかった。

体中の熱が全部真ん中に集まって、息苦しくて、声が出なかった。



前はこんなことなかったのに……。





｢絶対変なやつだと思われた｣

｢大丈夫だって、まだ1日は始まったばかりだ｣

｢……美波っ!!｣




そうだ、まだ時間はある。

落ち着け!! 落ち着くんだ私……!!





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