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『う、うぅーん。』
これは困った、非常に困った。
無事学校まで行くことができ、クラスも確認し、いざ教室へと向かうと、教室の入り口できらきらしたオネーサマがそれはそれは楽しそうにお話しをなさっていた。
あははー、それチョーウケる〜
などと気の強い話し方をしていて、避けてくださいの一言が喉に引っかかり出てこない。
規定の長さより明らかに短いスカートの裾から除く豹柄のしっぽがゆらゆらと揺れていて、より一層近寄り難い雰囲気が漂っている。
「＿＿＿＿＿あー、あの。」
ばっ、と隣を見ると緑みがかった髪色の、白いワイシャツをかっこよく着こなしている男子。
急に声をかけられたせいかオネーサマ方はぴしり、と動きを止めた。
「そこ、他のヒトの邪魔にもなるので中で話しくれないかな...ほら、この子も待ってたみたいだし」
この子も、と肩を掴まれて白ワイシャツ男子の前に立たされ、オネーサマの視線が直に突き刺さる。心做しか睨まれている気さえしてきた。ただの被害妄想に決まっていると言うのに、だ。
いつもは人見知りしないでガンガン突っかかっていく人見知りとは無縁の私だが、この時ばかりは冷や汗がたらり、と背中を伝った。
「あー、メンゴメンゴ。次から気をつけるわ。」
案外素直に、さっと避けてくれたオネーサマ。
緊張の糸がほどけて安堵からため息を着くと白ワイシャツ男子が話しかけてきた。
「俺、ぴくとって言うんだよね。よかったら友達になってくれない？」
『え、いいの？私はA。』
「うん、もちろん。てかさぁ、さっきの子達ヤバかったね、めっちゃ緊張した..」
『アレで緊張してたの？演劇部向いてるんじゃ..』
「あー、俺テニス部入ろうと思ってるんだよね。」
案外会話が弾む、弾む。席が近かったこともあり先生が来るまで話し込んでしまった。
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双雲銀(プロフ) - はくやさん» 二章完結までにここまで進めたかったからですね…なんでもっと計画的にやれなかったんでしょうかね…。はい、続編も是非お願い致します！ (2021年8月30日 22時) (
レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - 羽具さん» ありがとうございます…！ゆっくりにはなってしまいますが、第三章もどうかよろしくお願い致します！！ (2021年8月30日 22時) (レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
はくや - 結構急展開なってる！？続編楽しみにしてます！ (2021年8月27日 9時) (レス) id: b44a4212c3 (このIDを非表示/違反報告)
羽具(プロフ) - 楽しみすぎる…!!!更新楽しみにしています！頑張ってください！！！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: a3fd2bf9c9 (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - 玉さん» 誤字失礼しました。見に余る光栄で、となっておりますが正しくは身に余る光栄で、です。ご迷惑をおかけしました。 (2021年8月18日 21時) (レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：双雲銀太 | 作成日時：2021年7月21日 16時
