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｢...3.2.1
終了っす。取り敢えず腕立てとシットアップ終わったんで一旦休憩挟みます。2分後には2.3km走始めるんで水分補給はしといてください。｣
上体起こしとシットアップをやり終えたAは首筋に汗を流す。はい、と返事をしながらAは立ち上がりタオルで汗を拭きながら水を思い切り飲む。
因みにだが、Aの記録は腕立て60回、シットアップ57回だった。
そして2分たち、続いてショッピに従いランニングマシンのような機械の前へ行く。
｢このマシンはアンタの走った速さによってスピード変わってくから、自分の走るペースで2.3km分走って貰う。まあ早く走ったほうが記録もええわな。｣
ショッピは機械を弄っていたチーノを一瞥すると、調節したのを確認できたのかクリップボードに再び目を戻す。
｢あ、もう始めていっすか?｣
｢はい、大丈夫です。｣
｢じゃあよーい、
始め。｣
―――――――――
｢ふぅ...｣
｢お疲れ様っした。取り敢えず今日はここまでなんで戻っていいっすよ。明日は戦闘テストなんで今日と同じ時間開始でお願いします。｣
2.3kmを涼しい顔で5分で走りきったAはお礼を言う。
｢ありがとうございました、チーノさんも。明日もよろしくおねがいします。｣
Aは一礼し、演習場を出て部屋に戻る。部屋に残されたショッピとチーノは一息つき、互いの顔を見合う。
｢｢.........｣｣
しばらくの沈黙。二人の額に冷や汗が垂れる。
｢ショッピ、あいつの記録なんぼやった...?｣
｢いや、これやばいで...
ほとんどゾムさんと記録が並んどる...｣
Aのテストしている様子をずっと見ていた二人は、普通の兵士とは比にならない程の記録を出しており、更には軍一の戦力であるゾムとほとんど同じであるため、驚きっぱなしだった。
｢ふふっ、はっはっはっはっは!｣
｢?!え??ショッピ???????｣
｢いやっ、おもろすぎるやろっ!!!はははっ...!!!!｣
どうやらショッピは軽々と味方最大の脅威の記録と並んだAに笑いを抑えきれなかったようだ。
｢えぇ...｣
｢だって考えてみろや、あのゾムさんと並んでんねんで?もうB国だったとかどうでもええよ。｣
｢う――ん、まあ確かに凄いけど...｣
チーノはショッピの考えにあまり賛同は出来ないが、一理あることは間違いないのでしばらくは様子を見ることにしたようだ。
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夢見るトマト(プロフ) - コメント失礼。30ページにゾムさんの｢信用できんくてん。｣という台詞がありますが、私の住んでいる兵庫では「信用できへんかってん。」と言います。良ければ修正していただきたいです。 (2022年6月3日 18時) (
レス) @page30 id: 9a5370748e (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - 組長さん» すみません！そうなんですね！これからは調べてから書きます！ (2021年8月31日 21時) (レス) id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
組長(プロフ) - 銀狐さん» wikiからですが、｢演習場とは、主に陸軍(日本においては陸上自衛隊)が行う軍事訓練を行うために設置された広大な敷地のことである。｣とのことです!日本ではないですけど...練習場や訓練場でも間違ってはいないと思いますが今回は演習場にしました!ご指摘感謝します!! (2021年8月31日 18時) (レス) id: 48f87d0a4e (このIDを非表示/違反報告)
銀狐(プロフ) - 18の演習場の部分なんですが練習場もしくは訓練所では？ (2021年8月30日 2時) (レス) id: b88b2ea9fb (このIDを非表示/違反報告)
組長(プロフ) - 文章的におかしな所や､誤字脱字があれば遠慮なく教えて下さい｡ (2021年6月12日 11時) (レス) id: 4b522706ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：組長 | 作成日時：2021年5月29日 22時
