二振り目なんです ページ1
緋夏side
ドサッ
「終わったぁー！長谷部の鬼ー！歌仙の文系ゴリラ！！！」
ある日、書類仕事を終えた俺は、ふと一枚の紙に目を止めた
ー
××のーーー、18日まで限定鍛刀キャンペーン
本格的な実装は…
ー
「…ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ？！！！
嘘だろぉぉぉぉ？かんっぺきに忘れてた！
…いや、諦めるな。いくら打刀とはいえしょたの可能性もある。蛍丸みたいな」
バンっ
一期「主人殿、鍛刀は今日までと聞きましたが大丈夫なのですか？」
え、早
地獄耳かよ、怖いんだけど…
「まぁいいや…鍛刀いくぜ！」
頑張ればこれ、いけるんじゃね？
いやいけるて、まじで
自慢になるけど、じつは俺の本丸は一度もかぶった事がない
一ヶ月前にも菜ノ瀬くん来たし、鍛刀運はある方だと思う
「って、もう一振りしか作れねーじゃんか！！！こうなったら一期！レシピ！」
一期「はい！A L L650 が確立高いようですな」
「っ…ほいっと…頼んだぜ妖精さーん…！」
一時間40分
「きた、か…？」
一期「主人殿、25分か40分が出やすいととのデータが！」
「！こい！」
ん、あれ…？
…このキャンペーンって…？
「妖精さん、手伝い札！」
何か…忘れて
ブワァァ
A「…俺は菜ノ瀬 A
刀工はないけれど、血さえ斬り裂く事から名付けられたんですよ。
って、自慢になんないか…よろしく、主」
「ぁ、…！」
そうだ…なんでよく見なかった？なんで忘れてたんだ俺…
菜ノ瀬 Aの鍛刀キャンペーンは今日までの一ヶ月間…
つまり、同じキャンペーンで菜ノ瀬Aを二振りだしちまった…って、事…
A「主？」
「…っごめんなさい…！
貴方は、二振り目…なんです…」
一期「主人殿……申し訳ない…」
A「え…？」
A「じゃあ…仕方ない、ですよね。
刀解でも、練結でも仰せのままに」
「…それが、…その…君はレアだから…」
菜ノ瀬 Aは、打刀だけどレア刀だ
それに、刀解して資材にするのは気がひけてできない…
うわっさいってーだ俺…
Aくんに、こんな残酷な事…
A「分かりました。よろしく、主」
「すまないっ、…一期、広間に皆を集めてくれるかな…」
一期「…はい」
この時、残酷だが刀解でもしてあげれば良かったと後悔するのは、少し先の未来だった
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作者名：紗砂 | 作成日時：2018年3月10日 20時
