悪い子1人目 ページ3
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荷物をまとめ終わって、早速車で問題の本丸へと走っている
その間に書類に目を通し何かしらの対策を考えておかないとと、コロコロと飴を転がしながら考える
｢な〜んだ、ありきたりのパターンか
もう飽きちゃったな〜｣
思わず真顔になるが、今後の展開をイメージトレーニングしてまたニヤニヤしてしまう
余裕ぶっこいてると刺されるよとか思ってるだろうけど安心して
あたしが悪い子に負けるわけないじゃん！
あたしのお仕事は言わずもがな審神者を本丸から追い出すこと
その審神者の情報は……
本名
審神者名
詳細
暴力や夜伽、負傷者を手入れせず放置などや審神者の神気の穢れでブラック本丸化とした
そして呪いの類などを使い、いままで送ってきた潜入捜査の人はみんな帰らぬ人となる
ほら、ありきたりでしょ？
てか、名前だけ見たら綺麗なんだけどね
もったいないな〜人柄のせいで汚物に変わるし、名前負けしてるし
んま、顔写真見ると並より上みたいな感じだけど肝心の中身がそんなんじゃなあ…？
｢性格が良かったらモテてたのかもしれないのにね〜｣
神様を……刀剣男士達を酷い扱いする悪い子は、お仕置きしなきゃねっ
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｢ありがと〜！君も頑張ってね〜｣
門の前で降ろしてもらい、送ってもらった人にお礼を言う
車が見えなくなったあと、あたしは一言言った
｢きったね〜門｣
本来ならば綺麗なのに、この門は返り血や穢れた神気で汚れていた
｢せめて門くらいは綺麗にしなきゃなのにね〜｣
さ〜て、中に入るか〜と飴が無くなったただの棒をゴミ袋に入れて中に入る
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作者名：かや | 作成日時：2019年5月9日 0時
