あんスタ～大好きな兄弟～【朔間零・凛月】 (ページ5)

今日:11 hit、昨日:12 hit、合計:143,119 hit

５ページ5

うちのユニットはまだまだこれからという時。

【踊ってみた】で夢ノ咲のユニットを踊り始めると、ファンは喜ぶが、学園側から嫌な顔をされ始めた。
あたしは男性ユニットにはあまり詳しくなかったけど...最近はTrickstarを筆頭に夢ノ咲が力を付けているらしく顰蹙を買った。

コメントにも朔間は全員夢ノ咲に通えなどというコメントもちらほら...

極め付けは凛月兄がメールをよこした。
「Knightsはやめて。あんたのアンチの飛び火とか勘弁してよね」
「ごめんね、りっちゃんが嫌ならもうやらないよ」

「ここまでかな～...」
学園のベンチで空を眺めていると顔を覗き込まれ、動いた反動でおでことおでこがぶつかった。
「急に動くのはよくないね！僕の顔に傷が付いたらどうしてくれるのかな？」
「巴先輩...すみません、大丈夫ですか？」
「すごく痛いねっ！君を驚かせた僕も悪いけど...ジュンくん！冷やすのに冷たいお水をすぐ買ってきてほしいね！」
「すみません...」
「君は朔間くんだよね？なかなか面白い事をしているね！あれ、感心したよ。GENESISはなかなかキレがよかったね！...なんで浮かない顔をしてるのかな？」
「最近ネタがなくて夢ノ咲のユニットを踊ったら編入すればって...不調なんですよ」
「まぁ、売れてるアイドルは僕らしか居ない事自体が学園も問題なんじゃないかな～売れない奴らの嫉みなんて真に受ける必要ないね！そんな古臭い奴らより君の方が目に止まろうと努力してるんだからね！...ジュンくん！随分遅かったね！もういらないね、お水。はい、これあげるから元気だしてね！」

いきなり現れて、いきなり去って行ったけど...
「巴先輩、優しいな...余裕のある男性ってすごいなぁ...」

でも、Knightsはやめてって...凛月兄見てるのかな...
踊ったの凛月兄の振りなのバレてるよね...
うざいって言われるな。

しばらくはリクエストに答えて、ダンス入る前に初心者向けのステップなどを上げるようにした。
零くんから、どうしたとメールが来るようになった。
「凛月兄がメールしてきたんだけど、Knightsやらないでって」
「あれは俺好みなんだけどな？」
「兄妹セットで言ってない？やめてよっ！」
「Aも楽しそうだったけどな？」
「りっちゃん許してくれなくなるからやらないよ～」
「凛月のパートだけ歌って最後に上げてやれよ？」
「零くんさ、嫌われる気満々？」
「これ以上どう嫌われんだよ？」

零くんは面白い事言うな...だよね、やってみよっ！