アインの文書保管庫 (ページ12)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:3,991 hit

その後【浮舟船長Side】ページ12

クタクタになった浮舟を出迎えたのは彼の部下である武器見だ。

｢あら、浮舟さん、おかえりなさい｣
｢あぁ、ただいま。大変だった｣
｢お疲れのようですし今日は休んでください｣

ｸﾞﾜｧｧｧ！ｸﾞﾜｧｧｧ！ｸﾞﾜｧｧｧ！

｢……何だこのやかましくて耳障りな鳴き声は｣
｢恐らく鴎隊員の飼ってる鳥かと……｣
｢わぁぁぁぁ！待って待って待って！！今度船長にバレたらお前らしゅうりょ……あっ……｣
｢俺の安眠妨害をした命知らずはお前達か｣
｢ひっ！船長、許してください！ちゃんとしつけときますから！｣
｢もう我慢の限界なんだよ！まとめて焼き鳥にしてやる！」
｢ぎゃぁぁぁぁぁ！｣
｢お二人共、程々にしてくださいね？｣

ブチ切れた浮舟が鴎を捕まえるのにはそうそう時間はかからなかったが、サイト管理官にこっぴどく叱られたのはまた別の話。

｢そういえば俺と脱出した職員さんの名前聞いてなかった。今度にでも聞いとくか｣

｢にしてもあの数秒で体格変えるとか何者なんだ？人のこと言える立場じゃねーけど｣

｢まぁ、今度つきあかりにでも招待して話聞くか｣