・貴方side ページ9
ふと列車に目線をやると後ろから2つ目ほどの列車の窓が一斉に割れた
…沖田…?
それにさっきから敵が皆離れた位置を走ってる車両に向かってる…
……近藤さんか…!
『銀さん、ここから最後尾の車両までざっと見積もってどのくらいあると思います?』
銀時「あ?…10メートルぐれーじゃね?」
…いける
『上登りますね。』
銀時「え…お前何して…」
『私は今からあの車両まで跳びます。土方さんのことお願いします。』
銀時「おいちょっと待て…!!おま…こっからって10メートルはあるつったろーが!!」
『10メートルぐらい…跳べますよ』
そういうと車を勢いよく蹴り、車両に跳び乗った。
列車の上を歩き入り口の方を見ると案の定近藤さんが涙を流しながら見ている
近藤「Aちゃん…!!」
『近藤さん、無事ですか』
そう聞くとさらに涙を流し
近藤「総悟が…!!総悟が一人で敵陣に乗り込んでいっちまった!!!!」
!?
…落ち着け…
だとすれば…さっき見た窓ガラスの割れは多分沖田のだ
沖田はまだ生きてる…
ちゃんといる…
焦るな…
落ち着かせるためにと自分に声をかけた
『近藤さん。大丈夫です。沖田はあれくらいで死ぬほど柔じゃないって十分知ってる筈です。ちゃんと信じてください。
それに…私だっていますから。』
沖田より弱いとしても、そこら辺の人よりはちゃんと力を持っている
近藤「Aちゃん…なにを…」
『私は沖田の応戦に行きます。近藤さんはここにいてください。』
それだけ伝えると、後ろで必死に止めようとしている近藤さんを無視してドアを蹴り前の車両に乗り移った
…どこにいるか分からないな…
前から攻めるか…
そう考え入れそうな車両まで前進した
丁度よく発見したドアのようなものをこじ開け降りると椅子に座っている隊士たち
…ざっと見積もって20…か…
そんなことを考えているとある隊士が話しかけてきた
「ん?お前は…」
『皆さんお久しぶりです。いつぞやの医官ですよ。お忘れですか?』
正体が分かったところで一瞬怯む隊士は
「お…お前何しに…」
『助けにきました。私の大切な人たちを。』
そう言うと誰か見当がついたのか
「沖田隊長か、あれならもう…」
私はその続きを遮った
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シロネコ(プロフ) - ぱーむくーへんさん» ありがとうございますっ!!これからも精一杯頑張ります!! (2021年4月19日 0時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - めっちゃ面白いです!応援してます!頑張ってください! (2021年4月18日 20時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
リリア - 気づいたら続編行ってた!(°□ °) (2021年4月1日 20時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロネコ | 作成日時:2021年3月22日 22時