・貴方side ページ46
幼いながら、本を良く読んでいた私
だから、父さんの言葉も良く理解できた
罵倒してくるおばあちゃんとおじいちゃんの言葉も
祖父「お前は貧弱で本当に価値のない…」
祖母「朝から晩までずっと本を読みっぱなし、命令すれば素直にしたがって…この子、本当は召使いなんじゃないの?」
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母「止めてくださいっ!!まだ、4つですよ!?小さい子にそんな危険なことっ…!!」
祖母「うるさいねぇ!!こいつは漣也にとって価値のない人間なんだよ!!このうちで利用してやってるだけましだろう!!」
祖父「大体お前さんが、貧弱なこと産むからこうなったんだろう、全く…この子はこんな駄目な母親の悪いところ全てを受け継いだみたいだなぁ」
良く覚えているのは、祖父母を止める母さん
そんな母さんさえ罵倒されていた、
父さんは勿論知らないふり
家事は全部母さんがやってた
おじいちゃんたちは、あちこち歩いて汚しては難癖をつけ罵倒する
そんな日々が…
自分にとっての日常だった
そんな人たちに囲まれて過ごしてきた私は、
自己肯定感の低い
自己過小評価をする
表情ひとつ、感情ひとつ知ることのないまま成長した。
『変わりやしないのに、周りに背負わせてなにか利益でもあるの?
"明日はきっと優しい父さんだ"
"明日はきっと笑って誉めてくれる"
"明日はきっと…"
そうやって希望持っては絶望させられて…
…もう疲れたよ…
機嫌伺って、空気読んで、感情殺して、全部素直にしたがって…
それでもなにも変わりやしなかった。
挙げ句の果てに、今度は手の平返し。
失敗作だって罵ったくせに、
"実験に協力してくれ"…?
もうやだよ、
こんなの…生きてる意味がないじゃん…』
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シロネコ(プロフ) - ぱーむくーへんさん» ありがとうございますっ!!これからも精一杯頑張ります!! (2021年4月19日 0時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - めっちゃ面白いです!応援してます!頑張ってください! (2021年4月18日 20時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
リリア - 気づいたら続編行ってた!(°□ °) (2021年4月1日 20時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロネコ | 作成日時:2021年3月22日 22時