真選組の薬屋part2<銀魂>

・土方side ページ38

朝、近藤さんに呼ばれて部屋を訪れると総悟が珍しく起きて、テレビを見ていた。

土方「珍しいな、んな時間に起きてんなんて。」

沖田「近藤さんに起こされたんでさァ、こっちは折角土方の死体数えて気持ち良く寝てたのに。」

土方「羊を数えろ。つーかその時間に数えんならとっとと起きろ。」

沖田「んなことより、こんな朝からなんでィ？近藤さん。」

そう言って近藤さんの方を向くと、まるで文が悪いように下を向いていた

沖田「どうしたんでィ？またあの人にでもしばかれたんですかィ？んなん、いつもの事でさァ」

近藤「いや…それもあるんだけど…。」

土方「じゃあなんだよ、近藤さん。」

近藤「実はこの後、ある人の記者会見があるんだが、その人を決してAに見せるなって。」

沖田「それってどういう…」

いまいち内容が読み解けず、聞き返す総悟、それを余所に記者会見は始まった、

記者「内容は事前に誰にも伝えていらっしゃらないと言うことですが、今回はどういった内容で？」

？「昨日、妻の死体が白骨化されて見つかった。犯人も既に特定しておる。」

思わぬ内容に、この場にいる3人がテレビから目を離せない、
本来、記者会見とは事前に内容を伝えてそれについて記者が質問をしたり、考察をしたりするもの。
内容極秘で、やることにもちろん驚きはした、しかし真選組にいる以上"そう言う"話には慣れている。
しかし、そう話している人は、鳳総合病院医院長、鳳漣也だった。

鳳漣也と言えば、名前や見た目とは裏腹に言葉遣いや作法などが老人らしくその事でも有名な男。

これをAに見せるなといったとっつあんの理由が…考えが思いつかない。

それは、この場にいる三人が同じだった。

鳳「犯人は…鳳A、ワシの娘じゃ。」

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