・貴方side ページ8
そもそも、私は沖田隊長に1つ借りがあった
それはここに来て初日から新しい薬を作ろうと、色々なものを調合していた
そして出来たものを自分の右手に塗りつけ経過を観察する
そして少しずつ完成品に近づけていくのが私のやり方
しかしその日、いつものように薬を作っては改良してを繰り返し、ある程度になったものを包帯に包まれた右手を出し、包帯を解き塗って確かめていると、急にドアが開いた
それまで誰一人としてドアを開けた人はいなかったから、私としても気が抜けていた
ドアの開いた衝撃でパッとそっちを見ると
沖田「…なにしてるんでィ」
…最悪だ…
隠そうにも見られていれば意味がない
…もっと警戒しておくべきだった
と後悔しても今さらだ
それから仕方なく、右手の包帯についての説明をした。
全部を話した訳じゃない、ただ嘘もついてない。
『薬が効くか、副作用はあるかを右手で試していただけです』
昔から、右手で色々試していたため、傷だらけだ
そのまま晒していてもいいが、見た人がどう思うかは分からないから保険として包帯を巻いていた
ひととおり説明してから口止めをさせてもらった
これは、見せ物じゃないし、知らせなきゃいけないことでもない
それから沖田隊長はここに入り浸るが決して私の右手については誰にも言っていないようだった
…まぁ、仕方ないと思い直してやっているが、こうも入り浸れると新しい薬を作れない
『…ねぇ』
沖田「なんでィ」
『薬が作れない』
沖田「作ればいいだろィ」
『人目があるところでやりたくない』
沖田「…見てねーからやればいいだろィ」
…見てないって…
と思ったが、このまま渋っていると薬があっという間になくなるため、取りあえず実験ではなく、薬の調合だけやっていったら
沖田「なに作ってるんでィ？」
『…痛み止め』
沖田「新しい薬は作らないのかィ」
『…そんなに私の手の傷見たいんですか』
沖田「敬語」
…めんどくせーって思う。心から。
『そんなに手の傷みたいの』
沖田「別に、なんの薬を新しく作るのか見たいだけでィ」
『おんなじじゃん』
仕方なく、棚から新しい薬剤を出し作り始めた
沖田「それは？」
『増強剤』
沖田「んなもん必要あんのかィ」
『沖田隊長が必要なくても私は必要』
沖田「ふーん」
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シロネコ(プロフ) - リリィさん» そうなんですね！※ダークマターは食べないことをおすすめします…(;゜0゜) (2021年3月20日 19時) (
レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - ちなみに二人ともIDが一緒なのはDSがひとつしかないからです。 (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
リリア - ダークマター食べたことないくせに食べたくなってきた (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 小学生に読ませちゃいけない要素、特にない気が？まぁでも小学生と言っても6年なのでいいと思いますw (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
シロネコ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます！！ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロネコ | 作成日時：2021年1月4日 14時
