妹思いの姉さんは鋭い 貴方side ページ38
正午、お昼を食べ終わり部屋へ戻ろうとする土方さんを呼び止めた
『土方さん』
土方「どうした?」
『木刀、ありがとうございました』
木刀がなければ、あそこで敵を斬ることも出来なかったため、一応土方さんにお礼を言った
すると、少し気まずそうに
土方「あぁ…それは総悟に言ってくれ。
総悟がとっつあんにお願いしたんだ」
…沖田が…
『分かりました。それから…』
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仕事上がりの午後8時
いつもなら、医務室に引きこもっているのだが、今日は用事があるため支度をしている
支度がひととおり終わり、私はある部屋に向かった
しばらく廊下を歩いて目的地につく
私は戸を引き、部屋に入った
『沖田』
沖田「なんでィ?」
『ちょっとお願いがある』
沖田「見返りはサボり場の提供でィ」
…見返り…
考えてなかった…
『医務室…たまになら入っていいから』
沖田「週3でィ」
『3…は、ちょっと多い』
値切りを要求したが答えはNOだった
沖田「じゃあ出来ねェ」
コイツ相手に値切りは出来ないらしい
仕方ないといわんばかりに大きなため息を一つこぼし、許可した
沖田「んで?願いってなんでィ?」
『姉さんの家に行かなきゃいけなくなったから着いてきて欲しい。"証人"として』
沖田「証人?つかお前姉なんかいたんだねィ」
『ちょっと離れたところに住んでる。』
その姉さんは、なんというか…怒らせたらやばい人で、勘も鋭い人のため、少し厄介だったりする。
私がまだここに来てない時に連絡を全くしなかったためか、今日の朝、思い出して連絡したところ"家においで"と有無を言わさないトーンで言われ、取りあえずと言い訳のために沖田を連れていこうと思ってお願いした
ひととおり説明をしたら、出かける準備をしてくれた。
沖田「誰のせいにするんでィ?」
『は…?』
沖田「どうせ姉さんに"ここ"に来る前の事を言うつもりないんだろィ?誰のせいにするんでィ」
ここに来る前…
あぁ…路地裏にいたことか…
『…適当に。』
沖田「じゃあ土方さんで。」
即答だった。
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シロネコ(プロフ) - リリィさん» そうなんですね!※ダークマターは食べないことをおすすめします…(;゜0゜) (2021年3月20日 19時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - ちなみに二人ともIDが一緒なのはDSがひとつしかないからです。 (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
リリア - ダークマター食べたことないくせに食べたくなってきた (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 小学生に読ませちゃいけない要素、特にない気が?まぁでも小学生と言っても6年なのでいいと思いますw (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
シロネコ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます!! (2021年2月28日 17時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロネコ | 作成日時:2021年1月4日 14時