・貴方side ページ22
神楽「A味覚大丈夫アルか?」
『平気だよ、食べてないから』
あくまで食べるフリをして口を開けると同時に袖に通したことを伝えると神楽ちゃんは安心したかのようにほっと息をついた
『近藤さんは食べますか?』
と尋ねるとさっきと同じように机の下から出てきた局長
近藤「えっと…食べるよ…」
なんでも受け取ってくれそうな近藤さんは受け取って口に運んだ
その瞬間泡を吹いて倒れた
念のため、今後に問題がないかを確認してそのまま机の下に入れておく
妙「包んだわよ」
『ありがとうございます。それでは私たちもうそろそろお暇致しますね』
妙「あらもうそんな時間?」
『はい、ついでに局長も回収していきます』
妙「助かるわ!それじゃあね」
そう言われ、神楽ちゃんにほとんど強制的に近藤さんをとられ綺麗に包まれたお重を持ち玄関を出た
門に行くと
神楽「げ、クソサド…」
沖田がいた
沖田「なんでィチャイナ、近藤さんなんか背負って」
『回収してきた』
沖田「そりゃごくろうさんで」
そう言うと神楽ちゃんから近藤さんを受け取った。
受け取ったというよりも、投げられた近藤さんをキャッチしたという方が正しいかもしれない
それから神楽ちゃんと沖田がガンを飛ばしながら歩いてる後ろをのんびりとついていった
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しばらく歩くと"万事屋銀ちゃん"の看板が目に入る
神楽「じゃあナA!間違ってもそのお重の中身食べるなヨ!!」
『うん、またね』
そう笑って手を振り返した
玄関の戸を開けてもなお手を振り続ける神楽ちゃんがとてもかわいく見えた
ずっと振り続けているところを部屋から出てきた銀さんが神楽ちゃんの頭に拳骨を落とし渋々部屋の中へと消えていった
それを見届け、真選組へと足を運ぶ
しばらく互いに無言で歩いていたが
沖田「その中身はダークマターかィ?」
『ダークマター?』
沖田「近藤さんを回収してきたってことはメガネの姉のとこだろィ?」
『そう。この中身はダークマターって言うんだ』
沖田「そうでィ、つか、その中身何に使うんでィ」
『薬の材料になりそうだから』
沖田「どう考えたって毒だろィ」
『毒と毒を合わせても薬はできる』
沖田「ふぅん」
…最近、沖田といる時が何気に一番落ち着くかもしれない…
と謎に感じた私だった
昨日の敵はなんだかんだで今日も敵 貴方side→←・貴方side
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シロネコ(プロフ) - リリィさん» そうなんですね!※ダークマターは食べないことをおすすめします…(;゜0゜) (2021年3月20日 19時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - ちなみに二人ともIDが一緒なのはDSがひとつしかないからです。 (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
リリア - ダークマター食べたことないくせに食べたくなってきた (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 小学生に読ませちゃいけない要素、特にない気が?まぁでも小学生と言っても6年なのでいいと思いますw (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
シロネコ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます!! (2021年2月28日 17時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロネコ | 作成日時:2021年1月4日 14時