・ 松平side ページ3
その瞬間、掴まれた手を振り払い一歩下がった
『なにすんの』
総悟「まだ話は終わってないんでィ。それともなんかやましいことでもあんのかィ？」
『ないわよ』
しばらく総悟とAのにらみ合いが続く
トシの"おい"という声を合図に両者ともに地面を蹴った
総悟は凄まじい速さで刀を振り回す
Aは壁や天井、床を使って避けていく
そんなことがしばらく続き…
Aがふらついた
総悟はその隙に刀を振り下ろす
さっと避けたA
そこで、バタリと倒れた
俺は、Aを部屋へ運び布団へ寝かせる
トシ「とっつあん…説明してもらっていか」
松平「あぁ、この子が…路地裏にいた少女だ」
近藤「走ってった理由は？」
松平「この子とは知り合いだからな、昔ちょっと面倒みてたんだ」
総悟「なんにせよ、あの動きはただモンじゃありやせん。こいつは…」
松平「総悟、悪いがこの子については詳しく言えねぇ」
トシ「言えねぇってことは知ってるってことだな」
松平「あぁ、でも、俺の知らない事情も増えたみてーだけどな。それとAの袖を探ってみな」
トシ「袖って…普通懐じゃねぇのか？」
松平「Aは懐にものを入れないんだ」
トシが袖を探ると紙にきれいに包まれたものがいくつも出てきた
トシはそれを女中の中でも薬に詳しいものに渡した
近藤「あれの中身はなんだ、とっつあん」
松平「痛み止め、解熱剤、栄養剤だろ」
トシ「もしあれがヤクだったらしょっぴくぞ」
そう言われたのでこっちにも条件を出した
松平「あぁ、その代わり、あれが俺の言った通りだったら、Aをここで医官として雇ってもらうぞ」
トシ「はぁ？」
近藤「いいじゃないか、うちにそういうのに詳しいのがいたら助かるしな！」
と、近藤のお陰でなんとかなった
最初にみたとき、Aはもう家には何を言っても帰らないと察したから先に手を打っておいた
正直この男だらけのところに置くのは気が引けるが、Aの性格だったら皆が守ってくれるだろう
『ん…』
話を区切りがついたところでAが目を覚ました
総悟「起きたかィ」
そう言うと、布団から飛び出て部屋の角へと飛び写った
松平「大丈夫だ、」
俺がそう言うと、肩の力が抜けたらしい
近藤「とっつあんから聞いたんだが、君の名前は"A"と言うんだよね？ここで医官として働かないか？」
そう言われ、しばらく考えた後に頷いた
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シロネコ(プロフ) - リリィさん» そうなんですね！※ダークマターは食べないことをおすすめします…(;゜0゜) (2021年3月20日 19時) (
レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - ちなみに二人ともIDが一緒なのはDSがひとつしかないからです。 (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
リリア - ダークマター食べたことないくせに食べたくなってきた (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 小学生に読ませちゃいけない要素、特にない気が？まぁでも小学生と言っても6年なのでいいと思いますw (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
シロネコ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます！！ (2021年2月28日 17時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロネコ | 作成日時：2021年1月4日 14時
