・沖田&貴方side ページ19
沖田side
アイツが他の奴らを見に行くと言ってからしばらく経って様子を見に行こうと部屋を覗くと少しだけ障子が開いていて奥へ進む
そこにいたのは
白く光る月とそれを見上げる
照らされたあいつだった。
見上げているあいつは普段の表情とは変わり寂しそうに見上げている
俺はそれが綺麗だと思った
しばらく見とれていると
『沖田?』
と呼ばれ我に帰る
それと同時にあいつの表情ももとに戻った
沖田「どうしたんでィ、こんなとこで」
『月、見上げてただけ』
沖田「ふぅん」
興味をなさげに返事をした
コイツのこんな顔は初めて見た
…俺はもっとコイツのいろんな表情が見たい
_________
______
____
貴方side
月を見上げていたら後ろに気配がして振り向いた
後ろにいたのは月明かりに照らされた沖田
月明かりに照らされて綺麗に見えたが、頭を降って我に帰る
私には大切な人なんて、もういらないから
沖田の問いに月を見上げていただけと答えて立ち上がった
近藤さんのいた部屋に戻ると神楽ちゃんと新八くんがいた
新八「幽霊はもういなくなったんですか?」
『うん』
神楽「Aも見たアルか!?」
『うん、とても優しそうな人だった』
そう答えると新八くんが"人?"と聞いてきた
『元々人だったわけだし、特に深い意味はないよ』
神楽「それよりAいい匂いがするネ!!」
新八「ちょ…神楽ちゃん…!!」
いい匂い…という言葉でなにか持っていたかと懐を探る。あぁ、もしかして…
『この匂い?』
確かめるために出したのはさっき仕舞った柑橘系の果汁を布に湿らせたもの
それを出すと神楽ちゃんは"それネ!!"と嬉しそうにうなずいた
少し前に真選組持ちでフルーツ盛り合わせを買った時にあったもので、虫よけ用には少ししか使わなかったため、残りをゼリーにしたことを思い出す
『ゼリーがあるけど食べる?』
神楽「いいアルか!?」
『じゃあついてきて』
嬉しそうに喜ぶ神楽ちゃんを連れて、私は医務室へと戻っていった
___________
______
__
部屋につくと何故か新八くんと沖田がついてきていたが、特に気にしない
部屋に備え付けの冷蔵庫を開け、神楽ちゃんに渡した
神楽「これごっさ美味しいアル!!!」
神楽「A!これ持ち帰ってもいいアルか??姉御たちにも食べさせてやりたいネ!!!」
『姉御…?』
神楽「A会ったことないアルか、ダメガネの姉アル、今度会ってみるヨロシ!」
『そうだね』
私は静かに微笑んだ
88人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シロネコ(プロフ) - リリィさん» そうなんですね!※ダークマターは食べないことをおすすめします…(;゜0゜) (2021年3月20日 19時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - ちなみに二人ともIDが一緒なのはDSがひとつしかないからです。 (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
リリア - ダークマター食べたことないくせに食べたくなってきた (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 小学生に読ませちゃいけない要素、特にない気が?まぁでも小学生と言っても6年なのでいいと思いますw (2021年3月18日 22時) (レス) id: d7aea1f85d (このIDを非表示/違反報告)
シロネコ(プロフ) - リリアさん» ありがとうございます!! (2021年2月28日 17時) (レス) id: 8963eb5752 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シロネコ | 作成日時:2021年1月4日 14時