最強カップル！？4 (ページ33)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:37,269 hit

part8　貴方side ページ33

予想としない音にバッと顔をあげる

そこには首を拘束されたシャチ

すると、浮いた状態からカルマがシャチに向かって発砲していた。

その弾は見事に腹部と足に命中し、崩れ落ちたシャチ

カルマ「やっぱり、相手が傷ついたときってどんな殺し屋でもチャンスって思うんだね」

足がボロボロでも立ってるカルマ

『…あんたなんでそんな状態で立ってられんの…』

必死に涙を抑えて出した言葉

カルマ「そこは生きててありがとうとかじゃないの？」

聞き慣れた落ち着く声

カルマの声を聞いたら、安心したらしく涙が止まらなくなった

カルマの方に向かおうとしたら膝から崩れ落ちた。

『…え』

急いで駆け寄ると意識はあったカルマ

カルマ「手足ボロボロだから立ってらんないっぽい」

『…すんごい焦ったんだけど。もうちょっと合図をするとかしようよ』

つか、なんでさっき立ってられたんだよ

すると、ガラガラとドアの開く音

入ってきたのは皆と霞さん

殺せんせー「カルマ君、無事…『ではないでしょどう考えたって。』いや、ヴァンパイアのことはあんまりよく知らないもんで…」

調べろよ。って思ったのは私だけじゃないはず。

霞「聞きたいことは色々とあるだろうけど、カルマの治癒が優先だ」

どうやら表に車を用意しているらしい。ここから篝月学園は遠いので近くにあるE組校舎まで行くらしい。車で。

…そのあとに、また質問攻めか…

しかも今度は千代とか雪とか雷火さんにも説明しないと…

というまだ先のことでちょっと憂鬱になりながらも車に乗り、校舎に向かった

_______________

____________

医者が保健室から出てきてすぐに私は部屋に入る

ベッドの上には左手両足にギプスを付けたカルマ

『右手以外全部粉砕骨折って…どうやったらそれで立てるの…』

カルマ「…Aが俺を呼んだとき…身体が軽くなった気がしたんだよね…」

『私の声には身体を軽くする力があるって？んなわけ。』

カルマ「それより…血。」

『あぁ、忘れてたわ。』

というと、なんのために来たんだよ。と答えるカルマ。
んなこと言われても忘れてたんだから仕方ないやんけ。

右手しか使えないカルマのためにベッドに横になる私。

カルマ「…右手しか使えないから自分でボタン外して。」

本来ならふざけんなとか文句言ってるけど仕方なくボタンを外す。
…念のためもう一度、仕方なく。

カルマ「…なんか誘われてるみたい。」

『元気なら帰るよ』

これは不可抗力だ。絶対私悪くない