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9 回想7 ー錯綜篇2ー ページ10

ゆりside
隊長が私の部屋から出ていった後から、私は急に、めまいがした。そして、大人しく、布団に寝ていることにした。
その途端に、咳も出てきた。
「ゴホッ、ゴホッ!ゴホッゴホッ!」
はぁ…。
ほんとに私、どうしちゃったかなぁ…?
小さい頃から、別段体が弱い訳でもなく、風邪を引きやすい体質でもなかった。
私の体が、こんなふうに変わってしまったのは、なんでだろう…。
いくら考えても、分からなかった。
そのうち、私は寝てしまっていた。

気づいたら、すでに夜だった。
アイツを、殺しに行かなければ…。
アイツを殺せなければ、私はこの暗殺部隊の、トップの座から引きずり降ろされるどころか、処分、つまり、殺されてしまう。
もっと、あの方のお側にいたい…。
もっと、あの方に奉公したい…。
しかし、体が言うことを聞かなかった。
「ゴホッゴホッゴホッゴホッ!ゴホゴホッ!」
しかし、何とか食いしばり、基地を抜け出すことに成功。後は、昨日アイツに会った場所に行けば良いだけだ。
「待ってろ…。今、楽にしてやる…。フフフ…。」
自分でも驚くぐらい、性格は変わったと思う。
なんせ、人を殺すことを恐れるどころか、
逆に楽しめるようになってしまった…。
昔の私だったら、こんなの、考えられない…。
そう思った瞬間、頭痛とめまいに同時に襲われた。
(クッ………。何なの……。クッ…。昔のことを思い出そうとすると、頭が…。)

その時、もう基地では、私を排除する動きが始まっていたことを、この時の私は、まだ知らなかった…。

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rizuyoi(プロフ) - なるほどね…。その意見、採用!www (2018年8月15日 18時) (レス) id: 3998a2c749 (このIDを非表示/違反報告)
aina♪(プロフ) - 読み終わったのだよ( ̄ー+ ̄)キラーンよかったー!(´;ω;`)ゆりに予知する能力あったんなら、もう少し早くそういう設定チラ見せしてた方がいい気がしたけど、多分こんなダサいセンスは私の独り言← (2018年8月15日 18時) (レス) id: 7f277c8298 (このIDを非表示/違反報告)
rizuyoi(プロフ) - やすは☆さん» やすは☆さんに言われたのか…。ありがとうございます!!私も銀さん推しだから、始めっから銀さんオチで書きました!やすは☆さんみたいなストーリー展開上手い方からそれを言われると、とても励みになります!ありがとうございます!!! (2018年8月7日 19時) (レス) id: 3998a2c749 (このIDを非表示/違反報告)
やすは☆(プロフ) - 完結おめでとうございます!いやもう本当に銀さん推しの私には堪らないストーリーでした!! (2018年8月7日 18時) (レス) id: 3d7bfb6146 (このIDを非表示/違反報告)
rizuyoi(プロフ) - 青ウサギさん» マジですか!?ありがとうございます!!嬉しい…。ケッコーキャラとか設定とか、話の運び方とか、上手い方はやっぱり上手いよ…。私なんて、まだまだや! (2018年8月7日 18時) (レス) id: 3998a2c749 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rizuyoi | 作成日時:2018年7月19日 0時

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