検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:1,593 hit

8 回想6 ー錯綜篇1ー ページ9

銀時side
俺はアイツのことを知らないか、と、人々に聞いて回っていた。
しかし、アイツの情報はほとんどなかった。
だか、その暗殺部隊に暗殺された人の遺族に会うことができた。
その人らの情報によると、アイツは暗殺部隊:黒蝶という部隊に所属していて、その中でもトップの実績を持っていた、という風に聞かされた。
なぜその人が殺されたのかを聞いてみたところ、その人はあの部隊のことを密かに調べていたらしい。
ーーー自分が死ぬと、わかっていながら…。
「あの人は、正義感が強い人で、前々からあの暗殺部隊に目をつけていたんですよ…。
でも、あの部隊のことを調べるうちに、あの部隊が暗殺しているところを見た者や、あの部隊について知ろうとした者などは、殺されてしまう…。という掟があることを知ったそうで…。詳しくは、この本に書いてあるので、もし良かったら、持っていってもらっても、いいですよ。
こんな物騒なもの、持っていても仕方ないし…。」
「あ、ありがとうございます。
あ、俺、万事屋って、頼まれれば何でもやる仕事やってるんすよ。なんで、もしなんかあったら、ここに連絡してくれれば…。」
「あなた、本当はそれが目的だったんじゃないの?」
「いえ、違います!!決してそんなことは…!」
「てか、あなたもそれを調べてるんですよね…。
あなたも、殺されますよ…。」
「まぁ、気をつけます…。」
そんなやり取りをしながら、俺はその家を後にした。

これでようやく分かった。
ーーアイツがなぜ、オレを、殺そうとしていたのかを…。
いまさら命なんか惜しいとは思わない。
だから、別にこの暗殺部隊のことを調べて生涯を終えてもいい、そう思った。
だが、その一方で、どうしても忘れられない、
アイツの存在がいた。
アイツは、なんとしてでも、俺が…。
そう思ってしまっていた。
「へっ。ここ最近、アイツのことしか、考えてねーや…。」
どうやら、アイツのことが、俺は放っておけなくなってしまったらしい…。

9 回想7 ー錯綜篇2ー→←7 回想5 ー出会い篇5ー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

rizuyoi(プロフ) - なるほどね…。その意見、採用!www (2018年8月15日 18時) (レス) id: 3998a2c749 (このIDを非表示/違反報告)
aina♪(プロフ) - 読み終わったのだよ( ̄ー+ ̄)キラーンよかったー!(´;ω;`)ゆりに予知する能力あったんなら、もう少し早くそういう設定チラ見せしてた方がいい気がしたけど、多分こんなダサいセンスは私の独り言← (2018年8月15日 18時) (レス) id: 7f277c8298 (このIDを非表示/違反報告)
rizuyoi(プロフ) - やすは☆さん» やすは☆さんに言われたのか…。ありがとうございます!!私も銀さん推しだから、始めっから銀さんオチで書きました!やすは☆さんみたいなストーリー展開上手い方からそれを言われると、とても励みになります!ありがとうございます!!! (2018年8月7日 19時) (レス) id: 3998a2c749 (このIDを非表示/違反報告)
やすは☆(プロフ) - 完結おめでとうございます!いやもう本当に銀さん推しの私には堪らないストーリーでした!! (2018年8月7日 18時) (レス) id: 3d7bfb6146 (このIDを非表示/違反報告)
rizuyoi(プロフ) - 青ウサギさん» マジですか!?ありがとうございます!!嬉しい…。ケッコーキャラとか設定とか、話の運び方とか、上手い方はやっぱり上手いよ…。私なんて、まだまだや! (2018年8月7日 18時) (レス) id: 3998a2c749 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:rizuyoi | 作成日時:2018年7月19日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。