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24 回想21 ー親愛篇2ー ページ25

ゆりside
「実はな、プレゼントしたい物が、あったんだ…。」
そう、銀時は言った。
「プレゼントしたい、物?」
「そう。ここじゃなんだから、戻ってからな。
それまで、楽しみにしておけよ〜!」
なぜだか、銀時はとても嬉しそうだった…。
嬉しい時は、笑う…。
あの時のことを思い出し、笑ってみた。
「あ!笑った…。
…嬉しいか?」
「銀時が、嬉しそうだったから、その気持ちを、感じたいなぁ〜と、思って…。」
「そうか…。まだ、難しいか…。」
「昔みたいに、普通になるには、まだまだ時間がかかりそうじゃ。」
「まぁ、とりあえず、早く家に戻ろーな?」
…そう言った、銀時の笑顔は
…かわい、かった…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
買い物から帰ってきて、買ってきたものを整理してから、早速銀時は、『プレゼントしたい物』とやらを私の前に出してきた。
「か、髪飾り…?」
「あぁ。
…ほら、つけてやるから…。」
銀時にかんざしをつけてもらいながら、私は聞いてみた。
「なぜ、そんなものを…?」
「……知ってるか?黄色いユリの花言葉は、
『偽り』だって…。」
「?今、いきなり…?
なぜ、それを…?」
「そして…今のお前がつけてるその髪飾りは…」
そう言いながら、銀時は手鏡を私に渡してきた。
「赤い…、ユリ…。」
「そう。
…そして、赤いユリの花言葉は、『優しさ』」
「……!?」
「つまり、今までのお前は偽りのお前で、ホントのお前は優しい…。
俺が言いたいのは、そういうこっだ。」
「事実、お前はあの時、俺のことを助けてくれた。
…2度も。」
突然、私は全てのことを思い出した。
…何もかも。今まで忘れていた、全てのことを…。
「そうだった…。
私は…。あの頃…。」
「思い出したか?」
「あぁ…。全て。何もかも…。
思い出も。
そして…感情も。」
「…。」

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rizuyoi(プロフ) - なるほどね…。その意見、採用!www (2018年8月15日 18時) (レス) id: 3998a2c749 (このIDを非表示/違反報告)
aina♪(プロフ) - 読み終わったのだよ( ̄ー+ ̄)キラーンよかったー!(´;ω;`)ゆりに予知する能力あったんなら、もう少し早くそういう設定チラ見せしてた方がいい気がしたけど、多分こんなダサいセンスは私の独り言← (2018年8月15日 18時) (レス) id: 7f277c8298 (このIDを非表示/違反報告)
rizuyoi(プロフ) - やすは☆さん» やすは☆さんに言われたのか…。ありがとうございます!!私も銀さん推しだから、始めっから銀さんオチで書きました!やすは☆さんみたいなストーリー展開上手い方からそれを言われると、とても励みになります!ありがとうございます!!! (2018年8月7日 19時) (レス) id: 3998a2c749 (このIDを非表示/違反報告)
やすは☆(プロフ) - 完結おめでとうございます!いやもう本当に銀さん推しの私には堪らないストーリーでした!! (2018年8月7日 18時) (レス) id: 3d7bfb6146 (このIDを非表示/違反報告)
rizuyoi(プロフ) - 青ウサギさん» マジですか!?ありがとうございます!!嬉しい…。ケッコーキャラとか設定とか、話の運び方とか、上手い方はやっぱり上手いよ…。私なんて、まだまだや! (2018年8月7日 18時) (レス) id: 3998a2c749 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rizuyoi | 作成日時:2018年7月19日 0時

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