【銀魂】銀魂彼氏に○○STORY【短編集】

結婚式挙げてみた【土方十四郎】 ページ20

「それでは新郎新婦のお二人の入場です」



今日は、ずっと夢見て来た日。



大好きな彼、十四郎との結婚式だ。


「A、ほら、腕回せ」

『っ、う、うん！』


今日は十四郎も私も、少し緊張しています。



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客席の方をみると、近藤さんが大号泣している。

「トシぃぃーーー！！立派になったなぁ！！Aちゃーん！トシをよろしくなぁー！」

「コケろコケろ土方、恥かけ恥かけ土方」

「ニコチンコ、A泣かせたらブッ殺すアル！！」

「土方くぅん？言っとくけど、テメェみたいな奴がAちゃんみたいな美人と結婚とか認めてねぇから！」



みなさん、通常運転である。

「………アイツらなぁ…」


ボソッとつぶやく十四郎。


でもその横顔は幸せそうだった。


『嬉しいね、こんなに沢山の人たちに支えられて、祝福してもらえるなんて』

「あぁ」


ーーーーーーーー


その後も式は個性的な客のヤジと共に進み…

「それでは新郎、誓のキスを」



私は目を閉じた…



けど。



「…………………っ」

『……………………？あれっ、十四郎…？』



十四郎ってば、真っ赤になって動かない。

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