33 昨日の友は、今日の敵。 ページ34
____…
違和感に気付かないフリをして、
俺達も続いて音駒の方へ向かう。
黒尾はさっきと変わらない目をして、俺達に何も言わずただ、あの軽蔑の目を俺達に見せていた。
「黒尾、来てくれたのか！」
「研磨！すぐに試合しよ！な？」
公式戦ではないが音駒と戦えるのは烏野にとっては嬉しい事だ。
来てくれるなら烏養コーチも呼べば良かった。
呑気に浮かれていた俺達は、
黒尾達が今どんな思いで俺達の前に立っているのか
俺には分からなかった。
ただ、次の言葉に酷くショックを受けた。
「……は？俺ら烏野に誘われたから来た訳じゃねぇんだけど？勘違いしないで貰えれる？澤村クン。」
「く、黒尾…？」
「今の翔陽と試合する気なんてないよ。練習するよりめんどくさいし。」
「研、ま…？何言ってんだよっ…！」
俺や日向、他のメンバーも驚いていた。
音駒の人達は当然の様な顔をしていた。
1人を除いて、その1人は怒りを隠しきれていないみたいで眉間に皺がよっていた。
でも、分からない。
俺達は音駒にこんな態度を取らせる様な事をしてしまったのだろうか。
否、あり得ない。
ここ最近はまともに会ってもいなかったし、連絡も昨日が久しぶり。
何かしたとは考えられない。
なら、何故？
「俺達はお前らみたいな“仲間ごっこ”に付き合ってる暇ないから。……行くぞ。」
黒尾はそのまま背を向け、歩き出す。
スガと仲良かった夜久も何も喋らず、いつもなら泣きながら握手していた山本は、田中の事を見向きもしなかった。
俺達は一歩も動けなかった。
これが後悔の一歩と知らずに。
____…
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激辛麻婆豆腐 - 続きが気になります！ これからも更新頑張ってください！！ (2016年8月8日 20時) (
レス) id: bed043d89c (このIDを非表示/違反報告)
真理愛 まりあ - 作者さん、ファイトです！ (2016年3月31日 21時) (レス) id: c3f023a123 (このIDを非表示/違反報告)
真理愛 まりあ - 私も夢主が幸せで、空野が不幸になれば良いや♪ (2016年3月31日 21時) (レス) id: c3f023a123 (このIDを非表示/違反報告)
リイ(プロフ) - スガさんきたぁぁぁぁぁぁ！からの泣き!?(ﾟДﾟ;)続きめっちゃ気になります！ (2016年3月29日 20時) (レス) id: 5e9e2d747c (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - スガさんどうしたんだい(震え声)いつも楽しく見させていただいています。スガさん最低やとか思ってたけど、何かあるのか……？そこが引っかかっててなんだかムズムズします。更新待ってますね。大変かと思いますが、応援しています。 (2016年3月29日 17時) (レス) id: 2f0c3a97cf (このIDを非表示/違反報告)
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