じゅーご ページ17
月曜日
『ふ、二人が結婚して子供を産む!?ま、まさか…もう…』
がく、と肩を落とす
ここは有馬様が用意した、紅緒とろくろの家。
「してねーよ!つか!こんな女とする訳ないだろ!!」
「…愚問」
『で、でも…いつかは…』
はあ、とまた肩を落とす
「…陰陽頭…土御門…有馬様から…の…」
「そう!全部あの変態パンツ男が…」
ろくろの腕を掴む
原作通りに…原作通りに…
『…もしかして…また、陰陽師…やるつもりじゃないよね?』
ろくろの顔を見上げる
なんで俺ろくろより3センチ低いんだよ…
『あのとき…あんなに泣いてたのに…
…ねぇ、ろくろまだ中学生だよね?普通の子供だよね?あんな危険なこと大人の人たちに任せておけばいいじゃん…っ』
「…ちょっと…いい…かしら」
紅緒が俺の腕を掴んだ
『化野さん…』
「…彼は、まだ葛藤していると…思う。でも…彼は今まで…沢山の…命を…救…ってきた…。彼にしか…救え…ない命…があっ…た。彼から陰陽師…をとったら……なに…も…残ら…ない」
『でも!危険なことには変わりないでしょ!』
「お、おいお前ら…落ち着けって…」
『ろくろは黙ってて!!』
「今、大事な話を…しているの」
仲裁に入ったろくろを黙らせる
「陰陽師としての…彼のいいところは、沢山…ある」
『それなら!陰陽師じゃないろくろのいい所だって沢山あるから!』
「…例えば」
『サンタはいるって最近本気で信じてたくらい素直だし、九九だって六の段まで完璧に言える!』
紅緒と数秒睨み合う
「…なら、彼に…答えて…もらおう。」
『……ろくろは、陰陽師…本当にやりたいと、思ってるの?』
「俺は…」
ろくろは下げていた顔をあげる
「俺は、やりたいと思ってる。陰陽師になって、大切な人を護りたい。たとえこんな力でも…護る手段の一つだから」
ろくろの真っ直ぐな目を見ると、更に止めたくなる
…繭良の気持ちが痛いほどわかる
『…もういい。好きにすればいいでしょ!このへんてこ寝癖小僧!!』
荷物を持って双星の家を出た
道を歩きながら、二年前のことを思い出す
泣いてるろくろを見るのは何よりも辛かった。
あの時、11巻と小説読めなかったことよりも…
『…ろくろのわからずやサマーセール…』
青く澄みきった空を見上げた
俺の心も空みたいに広かったらなぁ…。
後ろから誰かに手を掴まれた
後ろを振り返っても誰もいない。
けど、掴まれている感触は今もある
…あ、これ…やばいやつ
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星泉碧海(プロフ) - これは夢小説。作者さんの考えるストーリー通りに進んでください。この小説、私はとても面白くて好きですよ!更新頑張ってくださいね! (2017年3月22日 17時) (レス) id: e7a00bd316 (このIDを非表示/違反報告)
壱岐 - そうですね。夢眠さん更新頑張ってくださいね〜! (2017年3月19日 12時) (レス) id: c8f746990c (このIDを非表示/違反報告)
りこりす(プロフ) - あわわ、コメントが修羅場…。あまりこういうのは言わない方が、作者さんや読者の皆様の為になるのでは無いでしょうか…?ええと、批判的なコメントには改善点も添えて言う、みたいなのは…当たり前だと、私は思います…か、勝手な事言ってごめんなさい! (2017年3月19日 12時) (レス) id: 774717a648 (このIDを非表示/違反報告)
スヌーピー - 批判コメントする前に説明文とかちゃんと読んでから批判すればいいじゃないですか。てか、そもそも自分が気に食わないとかそういうので批判するのはおかしいと思いますよ。気に食わないんだったら自分で気に入る作品作ればいいじゃないですか。 (2017年3月19日 12時) (レス) id: 0ff62761fe (このIDを非表示/違反報告)
カルル - アレンジしてるというより、うろ覚えで書いてるからアニメとマンガの内容が混ざって少し違ってきただけですか…。けっきょくはマンガの内容なぞってるだけだし、繭良に憑依(?)してるという言い訳で繭良の居ない場面は全飛ばしだし… (2017年3月19日 5時) (レス) id: 297a91052f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢眠 | 作成日時:2017年3月16日 22時