事の始まり ページ2
最初はただ何となくだったのだ。
付き合う時に彼からネットで活動していると聞いていたが
私はそれは趣味の範疇だと思っていた。
しかし彼がスマホ、パソコンにむかう時間が増えるほど
“ホントのセンラくんってどんな人なんだろう”
“私の知らないセンラくんを見てみたい”だなんて馬鹿げたことを思い、
スマホに指をフリックさせ“センラ”という3文字を調べてしまっていた。
Twitterにはたくさんのフォロワー
女の子たちからのたくさんのリプ
そして後悔したのだ。
自分と彼があまりに釣り合っていないことに気づいてしまったからだ。
私は彼の隣にいていいの?もっとふさわしい子がいるんじゃないのって
ぐるぐるの胸の中で渦巻く感情
そんな時だったのだ
センラくんが帰ってきたのは
ガチャリと玄関の扉をあけ、いつも通り私に
「ただいま」と言ってくれたセンラくんに
『...おかえり』なんてそっぽをむいてしまった。
この日を境に私は彼のことを純粋な気持ちで愛せなくなったのだ
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作者名:わさびーん | 作成日時:2018年6月18日 22時