噂の女の子【QuizKnock】＊短編集＊

Hkr ページ33

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福良「 ほんと ごめんね？ 」




『 全然平気ですし、


私が勝手にお節介してるだけですよ 』





福良「 ありがとう … 」







珍しく風邪をひいた福良さん



伊沢さんに看病を頼まれて飛んできた





肌の白いけどいつもより赤くて



辛そうにしている





『 食欲はありますか？？




何か お腹に入れないと… 』





福良「 ん … あんまりないかなぁ 」






『 じゃあ 飲むゼリーあるので




少しだけ食べてくださいね 』







そう言い キャップをあけて 渡す




福良「 ありがと 」





いつもはきっちりしている福良さんだけど


弱ってるところを見れて


なんだか可愛いなんて思ってしまう



私は性格が悪いのだろうか


それとも好きな人だから故？






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薬も飲ませると



服が濡れていることに気がつく







『 汗かいてる… 服着替えましょう？ 』






福良「 Aちゃん … 脱がして〜 」






『！？』





急にそんなことを言うので驚いた



ムクっと起き上がった福良さんは



私のいるベッドサイドに倒れてきて



私は急いで支えてあげれば




何故か 抱きしめられる形に







『 だ … 大丈夫ですか ？』







福良「 Aちゃん 冷たいねぇ きもち 〜 」






こんな福良さん初めて見た



弱ってる時は甘えるのかぁと




本当に罪な人だなぁ



ここに来たのが私でよかった



他の人だったら嫉妬しかないや







『 福良さん … 寝ましょう？





じゃないと 治らな… 』





福良「 一緒に 寝よ 」






そう言い 抱きしめる腕をいっそう強くして



私を布団の中へ引き込んだ






『 あの … 着替え は 』




福良「 ちょっとだけ このままがいい 」









え この体制は心臓がもちません



今 福良さんに後ろから抱きしめられている状態




呼吸してる吐息が耳にかかって擽ったい





福良さんの体温を感じて こっちまで眠くなってくる








福良「 ありがとう 看病しに来てくれて




とっても嬉しいんだよね





好きな子に看病してもらうとか 」







なんて言うから



こっちまで熱を出しそうだ







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その後あのまま2人で寝てしまい



翌日 福良さんに平謝りされた






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