Kwkm ページ32
.
川上「 気をつけて って こないだ言ったやろ？
夜遅い時は 誰か捕まえて一緒に帰ることって
なに一人で帰ってん
俺おらんかったら 今頃どうなってたか… 」
『 す … すみません 』
今から小一時間前
帰宅途中に 男性の方々に捕まった
俗に言う ナンパ
実はこれ 初めてではなくて
前はたまたま通り掛かった福良さんに助けてもらい
その時にも川上さんからお説教を喰らった
今回は 同じく帰宅途中だった川上さんに
助けて貰ったが お説教を受けている
川上「 ちゃんと 自覚しやんから…
Aちゃんは 美人なの モテるの わかっとる？ 」
『 いやいや、 そんな滅相もない … 』
川上「 あーぁ わかっとらん 」
そのまま連れてこられた川上宅
ソファに座る川上さん
床に正座する私
川上「 いまも こーやって 男の家にホイホイ上がるし
警戒心 持てや 」
『 えぇ だって 川上さんじゃないですか 』
川上「 俺やから？ なに？
俺も男やん ちゃんと 考えぇ 」
『 いて っ 』
と リアクションしてみるものの
痛くもなんともない叩きを受けた
私の前に座り込んだと思えば
私の方に手を置く
視界がグランと変わって
って あれ
『 川上さん … ？？』
視界には 川上さんと天井
川上「 俺も案外 狼かもしれんやん 」
退こうとしても出来ない
もちろん川上さんは男性で力的に勝てないから
『 … でも 川上さん そんな人じゃない から』
私の目を掴んで離さないその視線
自惚れしてしまうように錯覚するくらい
川上「 ほんま 俺のこと 信用しすぎ 」
『 あの … 私 もうそろそろ 家に… 』
川上「 帰さん って 言ったら？ 」
あぁ そんな事言わないでよ
勘違いしてしまうから
自分の気持ちには気づいていたけど
見て見ぬふりしてた
でも こんな状態になって
この気持ちに確信を持ってしまう
『 帰りま せん よ？ …』
川上「 あかんは もう … 」
この気持ちに
名前をつけるとしたら
恋 だろう
川上「 すきやで … A 」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＊ 結果的に家に帰ったのは翌日 ＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 377人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ますめ(プロフ) - ラジオ体操第3さん» リクエストありがとうございます。挑戦してみようと思います！ (2020年3月7日 11時) (
レス) id: 59e7f17cd0 (このIDを非表示/違反報告)
ラジオ体操第3 - 男女逆とか面白そう。是非お願いしたいですッ (2020年3月4日 16時) (レス) id: d85a5acced (このIDを非表示/違反報告)
ますめ(プロフ) - ここさん» リクエストありがとうございます。今作品はもうすぐ作話上限に達するので続編にて書かせて頂きます。完成し次第載せますのでお待ちください。 (2020年3月3日 14時) (レス) id: 59e7f17cd0 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - 女の子がオフィスに向かう途中に膝を擦りむいて歩けなくなった所に伊沢さんが来てお姫様抱っこしてくれる。手当てした後に頭を撫でてくれるという胸きゅん系の話を見たいです。無理なら却下してもらっても大丈夫です。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 04ae5e0028 (このIDを非表示/違反報告)
りん - うーたん！！！！私もずっと思ってましたー！！！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: 691593de2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ますめ | 作成日時：2020年2月1日 11時
