檸檬色 ページ14
「〜♪」
「･･･シッマだけで大丈夫やったん？」
「うん？」
「あいつ、頭にきてシャオちゃんの事殴ったりせぇへんかな･･･」
鼻歌を歌っていれば、芝生に座る大先生が話しかける。他の奴らは近くで昼寝をしていて、起きているのは俺ら二人である。ひとらんはまだ寝ていて、コネシマはちゃんと救護室まで行ってくれた。
「大丈夫だゾ」
「僕ら行った方がやっぱ良かったんちゃう？」
「いや、いざとなればひとらんが止めてくれるだろ。あいつならコネシマくらいは止めれるゾ」
「･･･帰ってくるの待つん？」
「あぁ」
シャオロンのことが余程心配なのか、大先生は落ち着かない様子で待っている。
「〜♪」
「なぁ、グルちゃん。外出たら何するん？」
「ん？別に各々の自由でいいんじゃないか？」
「離れ離れ？」
「ある程度したら別々の道を歩んだ方がいいだろ。やりたいことだってあるんだし」
「まぁ、そうやな･･･」
「･･･なんだ、一緒にいたいんか？」
「うん。ずっと皆と居たい。僕のやりたいことは、皆と一緒にいることだから」
「･･･他の奴らに聞いてみろ。恐らく同じ答えになるゾ」
「分かるの？」
「あぁ、分かるゾ」
「グルちゃんは？」
「･･･甘いもの巡りでもしたいゾ」
「一人で？」
「･･･なわけないだろ」
ふふっと大先生が笑う。近くに寄ってベンチに座る俺の肩を叩く。
「･･･？」
「外出たら、みんなで行こうや。そん時はグルさん筆頭になるんやろ？だから、今ご奉仕してあげますー」
「ふふっ、俺は気分屋だ。予定外の事しかやらない。振り回しまくるからな」
「世界の裏側までもついて行くで！」
「楽しみだゾ！」
優しく肩を揉んで、コリを解してくれる。
続く･･･
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コロッケさん(プロフ) - スカラさん、ありがとうございます。状況に合わせて性格を作っている感じなので少し無理やりなところはあります。今後もよろしくお願いします。 (2020年3月30日 14時) (
レス) id: c86fb31072 (このIDを非表示/違反報告)
スカラ - 3回目のコメント失礼します！みんなの性格が最高過ぎます！気長に待ってるので無理せず頑張ってください！ (2020年3月30日 12時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケさん(プロフ) - 名無しさん、ありがとうございます！その二つは語呂というかなんかいい感じがしたので笑 (2020年3月28日 12時) (レス) id: c86fb31072 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 愛す檸檬や愛の藍…駄洒落…？ (2020年3月28日 8時) (レス) id: 57762bca71 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケさん(プロフ) - 悠陽さん、ありがとうございます！どうしても12時に間に合わない時も多々ありますが、気長にお待ちいただければ幸いです。 (2020年3月27日 12時) (レス) id: c86fb31072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケさん | 作成日時：2020年3月25日 12時
