檸檬色 ページ12
「･･･そうか。確かに辛かっただろ」
「うん･･･少しでもいいから愛して欲しかった。褒めて欲しかった。ほんのちょっとで良かったんや･･･」
「･･･はぁ〜、こんなええ子なのになぁ･･･褒めれば伸びると思うのに･･･」
優しく大先生が頭を撫でる。
「頑張ったな。偉いゾ。確かに殺人は人間として一番やってはいけない。だが、お前も限界で死にそうだった。ある意味正当防衛だろう？」
「･･･そう、なん･･･？」
「あぁ。少しくらいは気持ちも汲んでやらないとな･･･」
「シャオちゃん、辛くなったらいつでも相談に乗るで！僕で頼れるかわからんけど、少しくらいは役に立てるかもしれんから」
「うぅっ･･･ありがとう大先生っ･･･」
縮こまったシャオロンの体を優しく大先生が撫でる。慰めるのは俺よりも大先生の方が明らかに向いている。
「大先生、後でコネシマと話させてみるか？」
「･･･あー、少しくらいはシッマも気持ちが通じるとこあるな。ええんちゃう？」
「･･･？」
「実はまだ僕ら以外にも仲間がおんねん。その中にちょっと近いような奴もおるからそういつ話して見いひん？」
「え、ええの？」
「大丈夫だゾ。他人と接することで別の考えができるし、視野も広がる。コネシマも多少は気性が荒いが良い奴だからな」
「･･･じゃぁ、少し話してみたい･･･」
「うん！ええで！明日またひとらんの容態見に来るからそんとき会おうや！」
シャオロンと約束をし、太陽が傾いてゆく様子を見続けた。
続く･･･
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コロッケさん(プロフ) - スカラさん、ありがとうございます。状況に合わせて性格を作っている感じなので少し無理やりなところはあります。今後もよろしくお願いします。 (2020年3月30日 14時) (
レス) id: c86fb31072 (このIDを非表示/違反報告)
スカラ - 3回目のコメント失礼します！みんなの性格が最高過ぎます！気長に待ってるので無理せず頑張ってください！ (2020年3月30日 12時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケさん(プロフ) - 名無しさん、ありがとうございます！その二つは語呂というかなんかいい感じがしたので笑 (2020年3月28日 12時) (レス) id: c86fb31072 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 愛す檸檬や愛の藍…駄洒落…？ (2020年3月28日 8時) (レス) id: 57762bca71 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケさん(プロフ) - 悠陽さん、ありがとうございます！どうしても12時に間に合わない時も多々ありますが、気長にお待ちいただければ幸いです。 (2020年3月27日 12時) (レス) id: c86fb31072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケさん | 作成日時：2020年3月25日 12時
