異世界きたけど身の危険を感じます。

恋 ページ19

今日は、双黒が復活する日らしい。


そのせいで朝から幹部の機嫌はすこぶる悪い。



中原「チッ、、、胸糞悪りィ」

『(知るかよっ！ てか、機嫌悪くても仕事はちゃんとするんですねー 律儀だなぁ、)』


『そんなに嫌いなんですねー

あ、この報告書チェックお願いしまーす』

中原「ああ！なんでお前バイトのくせに仕事はできんだよっ！」

『器用貧乏なだけですよー

あ、中原幹部は事務仕事苦手みたいですね。

効率、クッソ悪いですよ プププッ』


中原「あー態とらしいな！」

相変わらず幹部の事をいじり倒していたら、いつのまにか幹部室の扉が開いていた。

そして、だれか侵入していないか部屋を見渡すと、そこには尾崎幹部がいた。

『姐さん？ どうしたんですか？』

中原「いつからそこにっ、、、」

尾崎「ちと、可愛い後輩達の様子を見にな。

気が乗らんようじゃな、中也。

Aも連れて行ったらどうじゃ？」

『えー、めんどくさいですよー』

中原「こいつとクソ太宰は最悪の組み合わせだ••• なんとしても行かせねぇぞ、綾小路ぃ」

尾崎「Aもそう言わんと、、世話になっとる先輩じゃろ？頑張れの一言くらいあげてやってもいいじゃろ」



たぶん、姐さんは本気だ。

こうなったら、アレを使うしか、、、


『はぁ••••••頑張って下さいっ！中原幹部っ！』

語尾にハートをガンガンつけてわざとらしくぶりっ子になる。

どうだっ、この演技力！
さぞ、幹部も引いた目で見て一生こんな事頼まないだろう。


中原「お、おう•••」

幹部が明らかに顔を赤くして、それを隠そうと帽子を深くかぶる。



つい目を点にして姐さんを見てしまう。


尾崎「クックックッ 予想以上の反応をしてくれるな中也。」


『え、フラグ、、、やめてぇ』



この日、本当に恋愛フラグかたった気がした。




と思う。

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