〈歌い手〉〈KZ〉月の光に照らされてＴｈｉｒｄ〈トリップ〉

その112 ページ48

それからは特に何事も無く時が過ぎていって、なんだか暇...

そんなある日、私が学校の帰りにコンビニに寄ったとき、そこでなんと、菜穂と若武が居るのを目撃した

その時はたまたま一緒になっただけみたいだったけど、若武の顔がちょっと赤らめてた

「か、可愛いっ」って感じ

完全に一目惚れな顔


本当にそうかは知らないけど、とにかく、応援はしてあげたいから、学校で菜穂に聞くことにしたんだ

「KZの若武くん、どう思ってる？」って

でも月曜日は歌い手の方でちょっと用事があったから、学校はお休み

で、今日(火曜日)に聞くことにした

ちょっと楽しみ


そう思いながら教室に入ると、菜穂はまだ来ていなかった

その代わり、少し元気の無いアーヤが

...何かあったのかな？

そう思い、アーヤに近づこうとすると....


『...っ』


頭に激痛が走った

...そう言えばこの間もそんな事があった気がする

今のはその時よりも痛かった

...何なんだろ...

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