〈歌い手〉〈KZ〉月の光に照らされてＴｈｉｒｄ〈トリップ〉

その103 ページ37

『ただいま〜』


誰も居ない部屋に向かってそう呟いた

...寂しいけど、何も話さないよりはましだよね


そう思いながら手を洗い、リビングに向かう

水を一杯飲むと、少し気が抜けたみたいで、どっと疲れが出る


『ふぁ...』


なんだか眠たくなってきた...

いやでも、此所で寝たらもう夜まで寝てる気がする...！

だめだよ！


そう思ったとき、まふくんからLINEがきた

なんだろ...


真冬こんにちは。学校終わった?

真冬マロちゃんの曲、完成したよ


おぉ！遂に出来たんだ！


真冬で、この間お願いしていたイラストレーターの件なんだけど、決まった?


『...』


ヤバい...

忘れてた(^o^)←

どうしよ...今から考える？それしかないよね！？


えーっと、えーっと...

私の曲にぴったりなイラストを描いて下さる方は...

あ！この方だ！


頭をフル回転させた結果、私はなんとか思いつくことが出来た

後悔は無い。冷静に考えて

よし！早速報告だ！


茉莉お疲れ様です。学校終わったよ

茉莉イラストレーターの件、たまさんにお願いしたいんだけど、どうですか?


そう。イラストレーターのたまさん

可愛いイラストだよね

すると返信が


真冬たまさんね。分かった

真冬明日、学校が終わってから僕の家に来られる?

茉莉うん。大丈夫だと思う

真冬じゃあそこで一緒に依頼の文書いてみよ。これも経験!

茉莉了解!


そう言って会話は終わった

まふくんって本当にいい人だ

小さい頃から私は、まふくんと居ると安心して居られた

あ、勿論そらるさんもだけどね？

それとは違う感じ


そらるさんは親で、まふくんは友達って感じ

どちらにせよ、私が今こうやって一人で出来ることが増えたのは二人や他の方々が居たから

ありがたいなぁ


この恩を忘れないように、私は結果を残していこう！

頑張るぞ〜！

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