真っ直ぐな思い。【国見英】 (ページ5)

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かまいたくなるページ5

あれからというもの。
ことある事に

国「Aーーー」

国「AーAさーーーん」

国「Aさーーーん？どこーーー」

あいつはいつもだるそうに私を呼ぶ。

だから私は呼ばれる度に

貴「なーーーにーーー」

貴「はーーーーい」

貴「Aさんはここでーーす。」

席替えしてお互いに席が離れてからもそれは続き、
そして周りもなんとなく察する。

友A「国見くんとAちゃんって仲いいよね～」

友B「それな～？なになに？カップル？？」

友C「えぇー？ちょっとA？お父さんそんなの聞いてないが！？」

友B「そうよねぇ？お母さんも聞いてませんよ？」

冗談を混ぜて聞いてくる友人達。

貴「ちょ、何そのノリ、うけるんだけど」

奈々海「誤魔化しても無駄だA！」

友D「そうだ！もう裏は取れてるんだぞ！」

友A「カツ丼…食うか？」

貴「ちょ、笑う。」

このノリにもだいぶ慣れてきたが
自他ともに認める浅ツボなので
笑いがこみあげてくる。

奈々海「んで？どーなの？」

"残念ながら付き合っていません"
たしかに私はそう言おうとして口を開いた

でも