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第52話 ページ7

__武器を拾うなんて隙を敵に見せるなんて、とんだアホだと思った。


自分の影が入ってるから、なんていうしょうもない理由で敵の言葉を信じて。




「ふふ、うふふふ!本っ当におバカさんなのね貴女‼こ〜んな簡単に騙されちゃって‼」


貴「ゔっ…ゲホッ…‼」



咳き込むと口から垂れる血。

身体のあちこちが痛い。

お腹を抱えて笑うゾンビを睨みながら、ただ情けなく床に伏していた。





数分前。


私は、ドライバーを拾えた。


いや、正確に言えば“ドライバーだった物”を拾った。



貴「ッ…⁉」



私が作ったとびきり頑丈な筈のドライバー。

それが、拾った途端に音を立てて崩れた。




「返す前に思い切り力を込めて握ったの。ちょっと硬かったけどちゃんとヒビが入ってよかったわぁ!」


武器をそのまま返すわけないじゃない、おバカさんね。

そう笑って、ゾンビが急接近して。

気付けば私の身体は部屋の向こうまでフッ飛んでいた。



そうか、ゾンビがヒビを入れてこちらへ投げた時点で既に壊れていたんだ。

薄暗かったから壊れてないように見えて、ボロボロの状態で持ってしまって、結果崩れたんだ。


なんて納得している内に、ゾンビからの追撃を全身で受け止めていて…そして今に至る。



「さぁて、そろそろ止めを刺さなくっちゃ。あ、違う違う。殺しちゃダメだから…そうね、半殺し‼」


ニンマリと気持ち悪い笑みを浮かべるゾンビ。

全身に傷を負って、いよいよ絶望的な状況…


……なんだろうけど。




貴「ふふ、半殺し?貴女にそれができるの?」


口から出たのは笑いと挑発の言葉。


「…何よ、やられない自信でもあんの?そんなボロボロなのに」


簡単に乗っかってくるゾンビ。
という事は、私も乗っかりやすいのか、と思うと呆れるけど今はどうでもいい。


貴「勿論。元ご主人の私の強さ、忘れたの?」


「ふん、強がりを。あんたの強さなんてもう充分理解してるわ。武器がなきゃ何もできない、とんでもない弱虫なんでしょ‼」



ゾンビがその大きな腕を振りかぶりながら近づく。

振り下ろされるその瞬間、私は横に転がって避け、すぐに立ち上がる。



貴「素手なんて久しぶりだから武器探した方がいいと思ったけど、貴女ぐらいなら余裕」


「それはあたしのセリフよ!」



…久しぶりに暴れてやろうじゃないの!

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藍色(プロフ) - れさん» プロフの方に詳細について送りましたので確認してもらえたらと思います! (5月20日 20時) (レス) id: 29bb7cf916 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます!( ;__;)夢絵できたのですがどうやって送ればいいでしょうか、、?リンク貼ってでいいですかね、、!? (5月18日 22時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
藍色(プロフ) - れさん» 本当ですか!?ありがとうございますっっ!!!(泣)描いて貰うのって初めてですっごい嬉しいです!お願いします!!!更新頑張りますね!! (5月5日 18時) (レス) id: 29bb7cf916 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新ありがとうございます!( ;__;)大好きです!良ければ夢主ちゃん描いてもよろしいでしょうか、、! (5月5日 14時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すっごいおもしろいです!これからも楽しみにしてます、、!更新頑張ってください!!応援しています! (4月23日 13時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍色 | 作成日時:2020年3月1日 16時

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