霧と霞は両思いなのに…【時透 無一郎】

出発 ページ10

今回の合同任務の内容、
それは
とてつもなく大きな屋敷にいる、
鬼を狩ること。

何人か階級が上の隊士を派遣したそうだが、
全員消息不明なので、
柱が動くことになったらしい。

私は先々行ってしまった無一郎の後を
小走りで追いかけ、
無一郎のすぐ後ろを歩く。

『ふげっ！』
急に無一郎が止まったので
私は無一郎の背中に直撃してしまった。

『わ、急に止まったから、ぶつかったじゃん。
急に止まんないで、声かけろよ。
配慮欠けてるぞ。
後輩柱なんだから少しは丁重に扱え。』

無「後輩だったら、先輩は厳しくしますし。
配慮が欠けてる？
そう思うんだったら瞬発力上げたら？
瞬発力があれば、反射的に前歩いていた人が
止まっても、自分も止まれるでしょ。

そして、自分が後輩だと思うんなら
もう少し丁寧な口調で話したら？」

はあ、と無一郎はため息をつきながら
足元を見下ろした。

足元には土で汚れた紙があった。
おそらく、屋敷の中にあったものが
風が何かで吹き飛ばされたのだろう。
それはここから屋敷が近いことを表していた。




・





作者の小姐です。


夢主さんと無一郎、
悪態をお互いにつくだけで
全然、表面が進歩してないので
この合同任務で少し進歩させたいなぁ
と思ってます^ ^

ちなみにこの合同任務は原作の鼓屋敷とは
全く関係ありません。
炭治郎たちと合わせてしまうと
この先、長ーくなりそうなので…

という訳で、頑張って二人の仲を
少しでも進歩させたいと思います！

…もしかしたら、あまり進歩しないかも…。
とにかく頑張ります。
暖かい目で見守ってください^ ^

君にとって僕は何番目？→←いざ…合同任務

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す