霧と霞は両思いなのに…【時透 無一郎】

霧柱 ページ1

『＿＿＿＿＿＿えっと、
初めまして！翠貝Aです！
皆さんのことはお館様から聞いております。

今日から霧柱としてよろしくお願いします。』


蜜「(きゃー！なんて可愛い子なのぉ！！
もじもじしている様子、愛らしいわーー！！！)
よ、宜しくね！！！」

宇「俺が宇髄天元だ。祭りの神とド派手に
呼んでくれてもいいぞ！」


私は柱の方々と挨拶をしてニコッと笑う。
みんな、優しそうでよかった。

でも、柱って私含めて10人じゃなかったっけ。
今、ここに9人しかいない。

首を傾げていると、
無「すみません、遅れ……あ。」

艶のある綺麗な髪の毛を持つ男の子が
途中でやって来て目を丸くした。

そして、私も彼と同じように「あ。」と
同じ反応をしてしまう。

無「なんだ、Aか……」

来て損した、という感じですぐに去って行った。


…何よ、あいつ。

あいつは時透無一郎。
小さい頃からよく遊んでた、幼馴染である。



宇「なんだよ、あいつは……。
地味に帰りやがって。
相変わらず、愛想、ねぇなあ。」


……ですよねー。

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