ケンカ＿16 ページ16
「あはは、ありがとう。みんな」
(……天使！)
え？ さっきのカッコの中私の心の中じゃないよ？
男子の心を読んでみたのだよ。
「総悟くん、今日一緒にお弁当食べよう？」
「悪ィ、先客がいるんでィ」
「誰？ その女？」
「おうよ」
「そういえば誰でしたっけ？ 転校生？」
……こいつ、性格クソだな。
え？ 自分が言うなって？
クソだな(二回目)
「平坂です。風紀委員ですけど。風紀委員としてはあなたの先輩。それと、あなたの脳内お花畑の都合がいい情報しか記憶されない脳には記憶されてないみたいだけど、私、総悟の彼女なんで」
「……？ 総悟くんの彼女？ 妄想が激しいんじゃなくって？」
「え、むかつく」
「全部出てるぞ」
「あ」
こいつの相手してたら日が暮れそう。
むかつくし。
「総悟、よくこんな女の相手できるな」
「俺、天才だろィ」
「天才だわ。てことで私帰るわ。昼休み、この女のせいで昼来れなかったていうのはなしだから」
「おうよ。命に変えても行ってやらァ」
そういうことで、あの女は総悟に任せて私は教室に戻った。
口ではあんなことを散々言っていたけれど、正直、自分が不安で仕方がない。
「A？ 大丈夫？ 体、震えてるよ」
「新八……。だ、大丈夫だよ！ 次なんだっけ、数学？」
「無理しないでね」
「……うん、ありがとう」
……早く、昼になってくれないかな。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
女のドロドロ大好き(真顔)
え、作者は下がってろって？
すみません((
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：廉火 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Konatu0602/
作成日時：2018年4月16日 2時
