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五条悟
【いつだって心の奥底は明かさない】
高専入学当時からAさんのバイト先である和菓子屋に通っていました。通い続けた理由の一つに、Aさんと夏油さんが重なって見えたというのもあります。10年近く一緒にいた2人なので似るところもあるかなと。加えて彼女に残っていた僅かな呪力の残穢を感じ取り、興味本位で彼女への接触を図りました。ただ夏油さん同様、彼女は根が優しい子なのでその性格に惹かれて仲良くなっています。
関わっている間に夏油さんの名前を出すことや一緒に店を訪れることはありませんでした。無意識のうちに避けていた感じです。
好意があったかというと、ありよりのあり、くらいだと思ってほしいです。大切な友人には変わりないです。
夏油さんの離反後も彼は一度店を訪れています。重ねて見ることも多かった彼にとって、Aさんもいなくなってしまっているんじゃないかとどこかで思い立っての行動でした。そして予想通り....という感じです。ただの偶然ですが、ある意味運命みたいなものですね。なのでAさんは一人称が俺の五条さんを知りませんでした。
残穢だったり、再会した時の話の内容だったり。それらを踏まえてAさんが夏油さんの元にいるんじゃないかという予想は自然とついてきていました。なので講習会の裏で彼女と鉢合わせてしまったときは驚きよりも「そう思いたくなかった」という感情の方が強く出ています。指名手配されているたった1人の親友と、保護対象になる数少ない友人。けれどAさんの愛は一直線で折れてくれない。
五条さんの中の天秤はきっとまだ、揺らいでいます。
家入硝子
【大事なのは私情よりも結果だけ】
悩むことなく夏油さんからの呼び出しに応じた彼女は、目の前の命が消えないことだけを考えていました。彼から電話がかかること自体が事の重大さを示しているので、変な勧誘でなければ断るなんて理由がなかったんだと思います。加えて、夏油さんのこの上なく大切な人となると少なからず興味が湧くのも理解できます。それが非術師となれば尚更。
術師だけの世界を作ると言う言葉に矛盾していますから、多少の疑問はあったと思います。ただ"愛"という単語を出されてはそれ以上もそれ以下もない。愛してしまったなら仕方ないか。そう思っています。同時に人並みの感情は失っていないことを知って安心したり。
全ての物事には理由がある。そう考える彼女からして、心の距離は変わっていないです。
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むぎ(プロフ) - AO777さん» わ、ありがとうございます…!!!😭そう言っていただけて嬉しいです、何卒今後もよろしくお願いします☺️💕 (10月21日 0時) (
レス) id: 3893744af8 (このIDを非表示/違反報告)
AO777 - むぎさんのどの作品も物語がまとまっていて大好きです！陰ながら応援させていただいています。次話の更新が楽しみです！ (10月20日 21時) (レス) @page6 id: c3c7964942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎ
| 作成日時：2023年10月7日 8時
