27：かくしごと ページ28
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「叩かれたってどういうことだAさん」
『え、えーっと……』
ダメだ。これ絶対言わなきゃいけなくなるやつだ！！
助けを求めるようにドラケン君を見るけど目を逸らされてしまう。
「なんでドラケンの方見てんだよ。ちゃんとこっち向けよ、A」
なんで…！こんなときに呼び捨てするの…？
いつの間にかマイキー君は私から離れていたようで、三ツ谷くんがガッと私の肩を掴む。
「…………2人には話したのに俺には話してくれねぇのかよ…！」
『っ…！』
もう、言うしかないんだ……
そう思って口を開こうとしたとき、マイキー君が隣に立った。
「落ち着け、三ツ谷。Aは昨日心も身体も傷つけられたんだ。それなのにお前はまだAのことを傷つけるのか」
「…！そうだよな……Aさん、無理に言わせようとして悪かった」
そう言って肩から手を降ろす。
『ごめん、ごめんね三ツ谷くん…心配ばっかりかけるくせに重要なことは何も言わない彼女で…』
言ってしまえば、長谷部さんと三ツ谷くんの関係が壊れてしまうから。
本当は彼女を叱ってほしい。だけど、傷つく人がこれ以上にでないために言うわけにはいかないの。
「…叩かれたところは、もう痛くねぇか？」
『うん、昨日すぐに冷やしたから……』
「…なら良かった。このことは、Aさんが言いたいときでいいからいつか俺にも話してくれ」
『…うん。ホントにごめんなさい』
「Aさんが謝ることはねぇよ」
そう言って優しく抱きしめてくれる。
「…それにしても、いつも三ツ谷が話してたやつにまさか出会うとは思わねぇよな」
ドラケン君が何故か意地悪そうに言いながら三ツ谷くんの頭に手を乗せる
『…それ、昨日から気になってたんだよねー…三ツ谷くん、どういうことかな？』
「ばっ、なんでもねぇよ…」
「毎日楽しそうにAのこと話しやがって……炭酸ジュースに間違えられたって嬉しそうにしてたの忘れられねぇよ」
「ドラケンちょっと黙れ！！」
「おーおー、照れんなって三ツ谷クン」
耳を真っ赤にした三ツ谷くんがドラケン君をポコポコ殴りだす。
『そっかそっか、炭酸ジュースに間違えられて嬉しかったんだね、三ツ谷くん』
「違ぇよ！！」
今まで見たことないくらい照れている三ツ谷くんが、とてつもなく可愛かった。
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むぎ(プロフ) - こんぺいとうさん» こちらこそ何度もコメントありがとうございます…！続編作りましたので見て下さると嬉しいです！ (2021年8月30日 0時) (
レス) id: 817b6fa623 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう - お忙しい中何度もコメントすいません(-｡-;) 続編ありがとうございます！これからも頑張って下ださい！応援していますね！ (2021年8月29日 19時) (レス) id: 2065642aec (このIDを非表示/違反報告)
むぎ(プロフ) - こんぺいとうさん» 返信が遅れてしまって申し訳ないです…！全然大丈夫でしたよー！こちらこそコメントして頂けて嬉しかったです♪頑張りますね！！ (2021年8月28日 13時) (レス) id: 817b6fa623 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとう - コメントありがとうごさいます！初めてコメント打ったので「これで大丈夫かな？」と思ったのですが、読んでいただきとても嬉しかったです！これからも頑張って下さい！ (2021年8月27日 6時) (レス) id: 2065642aec (このIDを非表示/違反報告)
むぎ(プロフ) - 無気力に自信が有る人さん» 2回もコメントありがとうございます…！続編を読みたいと言って頂けて嬉しいです！頑張らせて頂きます！！ (2021年8月26日 23時) (レス) id: 817b6fa623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎ
| 作成日時：2021年8月21日 15時
