10：仕返し ページ11
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『二人とも大丈夫？泊まっていく？…って、寝ちゃってる…』
宅飲みを始めて4時間後。マイキー君とドラケン君は寄り添って眠っていた。
終電を逃したら帰れなくなるし…11時だからまだ大丈夫だけど……
少し悩んで、ブランケットをふわりとかけてあげる。
25歳の青年のはずだけど、寝顔にはまだ幼さが残っていた。
「二人とも寝ちまったか」
お水を汲んできた隆くんも、まじまじと二人の寝顔を見つめている。
『どうしよっか、泊めてあげる？お布団は多分あるけど…』
「そうだな、泊めてやるしかねぇか……今日はAに仕返しできねぇな」
『えっ、何するつもりだったの？』
「今からベットに行くなら教えてやるけど」
ベット…？なんでベット……って、あ。
意味を理解してしまったせいで、顔にみるみる熱が集まってくる。
それを期待していたかのように隆くんは意地悪く微笑んだ。
ばかって言いながら隆くんの胸を叩く。平然とそういうことを言える彼が恐ろしい。
「今日は酔ってねぇの？」
『…この前のことがあったから控えてるんです。隆くんの方こそ酔ってないの？』
「そんなに飲んでねぇからな。こんくらいじゃ酔わねーよ」
残念だったな、とニヤリと笑う。
…別に、これ以上面倒を見る人が増えたら大変なだけだし。
……うん、残念なんて…思ってない、うん。
自分を説得するように、ぺしぺしと頬を叩いた。
そんな私達がうるさかったのか、ドラケン君がうっすらと目を開ける。
「おー…もうこんな時間か…長居して悪かったな。マイキー連れて帰るわ」
『泊まってもいいよ？お布団はあるから』
だけどお気遣いなく、と背中にマイキー君を背負う。
ふらふらしないかなって心配になったけど、ドラケン君はそんなに酔ってないらしく、軽い足取りで玄関へと向かった。
「A、俺送ってくるわ」
『うん、気をつけてね』
笑顔で三人を見送る。
静かになった部屋には、時計の音だけが響いていた。
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椿(プロフ) - 三ツ谷クンかっこよす…！ 以前のコメの返しに書いてあったんですけど裏事情編はもう世には出さないんでしょうか…？ (2022年6月25日 2時) (
レス) id: 2ebe3047aa (このIDを非表示/違反報告)
東リベ推し - 尊死してます⭐️最高です❗️お話作りの天才だ，，, (2022年3月28日 14時) (レス) @page30 id: e85af83036 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あっそうだったんですね！全然気にしないで下さい！！本編でお腹いっぱいなくらいですから！ (2022年2月6日 19時) (レス) id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ(プロフ) - みおさん» あわわごめんなさい...！！諸事情で裏事情編を消してしまって...すっかりこちらのお知らせを削除しておくのを忘れてしまっていました、大変申し訳ないです... (2022年2月6日 15時) (レス) id: 817b6fa623 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 1日で全部読んでしまいました、最高です、むぎさん神ですか？もう、本当に！何ですが何故か裏事情編が見れなくて、ログインもしてその不健全なのも見れるようにしてあるんですが、 (2022年2月5日 15時) (レス) id: 8246f3ea16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎ
| 作成日時：2021年10月14日 21時
