第七師団副団長は団長が気に入らない

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「こりゃ本当に思わぬ大物がかかりやしたね」

「ああ、絶対に捕まえてやる」

あーなんかお巡りさん達テンション上がっちゃってるよ。でも今はそんな事より

「神威…私死にそう。お前のせいで」

「あり？傘は？」

「取られた」

馬鹿が建物ごとぶち壊してご登場するもんだから今日1日日に当たり過ぎた私は正直立っているのがやっとだ。

「仕方ないなぁ、おいで？」

少々屈辱ではあるが神威の背中にノリ深く息を整えると満足そうに神威はお巡り共にまた話かけた

「悪いけど見ての通りコイツは俺のだ。お巡りさん達にあげるわけにはいかないヨ」

「安心しろお前ら纏めて豚箱行きだ」

「それも面白いかもしれないな。でも残念…俺達は大事な用があるからまた今度」

「逃がすな！撃て総悟」

「言われなくてもそうしまさぁ」

栗毛が放ったバズーカをすらりと交わし私をおぶった神威は隣の屋根へと飛び移った

「またね地球のお巡りさん」

下からは怒鳴り声が聞こえたが神威は気に求めずその場所を後にした

「全くそんなんじゃ団長への道のりは遠いな。ほら傘持てよ」

「うるせぇ、お前が壊さなきゃピンピンしてたわ」

「えー俺のせい？折角オブってやってるのに降ろすよ？」

「いやまって嘘嘘。感謝しております」

「最初からそう言えヨ」

私達は仲は悪いが別に嫌いな訳じゃない。それに神威は神威の癖に時々いい所もあるんだ

「ありがとうね神威」

「なんだよ気持ちわるい」

「あ、神威も私にお礼言わなきゃだからな。面白い奴見つけたんだ、きっとお前気にいるよ」

「へぇお前がそんな事言うなんて珍しいネ。地球ってのは不思議だ」

「うん。きっと面白いよこの星は」

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