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「土方さんもう芝居はやめやしょう。おい、女。俺達だってお前がタダもんじゃねぇ事くらいわかりまさぁ」
私の答えが気に入らないのか栗毛は私の顔と自分の顔がギリギリ当たらないくらいの所まで近づきそう言った。
「…近いんですケド」
「隠してるつもりか?臭ってんでぃ。それも吐き気がする程濃く俺と似た匂いがな」
バレない事に気を使い過ぎて気づかなかったがコイツ…ハハハなんだ。そうか栗毛、お前も人殺しか
「あーあ。バレたら仕方がないな。そうだよ未遂なんかじゃない、そんな甘ったれた連中と一緒にすんなよ」
「コイツ!?手錠を壊しやがった」
V字は何驚いてんのさ。夜兎なら当然だろ、私を縛りたきゃ先に猛毒でも打ち込んでおいてもらわないと
「お前らを殺す気は無かったんだけど、話が変わった。そこの栗毛とやるのは楽しそうだ」
「そりゃ嬉しいねぇ」
番傘は取られたか。まぁハンデくらいやらないといけないし丁度いいか、神威の奴私がこんな面白い奴と戦ったなんて知ったらさぞ悔しがるだろうなぁ
「半殺しにして神威に教えてあげるか」
私って優しいな。体を低く構え互いに姿勢をとる…3…2…イッ
「副長ォォ大変ですぅう」
「え、イタイイタイ!ちょ急に扉開けんな!」
「あのゴツい男が逃げました!ってもしかしてこっちもヤバい!?」
誰だこの地味な子は…なんか萎えちゃったじゃないか。しかもゴツい男って絶対云業だろ、アイツも私置いて逃げたのか
「山崎ちゃんと見とけって言っただろうが!」
「スイマセン!!でもめっちゃ強そうだったんですよ!あれ絶対ヤバい人です」
「総悟、遊びはしめぇだ。コイツだけでも隊士総出でしょっぴく」
「何言ってんでぃ。コレは俺の獲物でさぁ」
「えー私もう萎えちゃってるよ?それにそろそろ…」
私の言葉が言い終わる前にあたりは爆音と共に砂埃に包まれその中から見知った馬鹿が歩いてくるのが見えた
「A。迎えにきたヨ」
「ね、そろそろウチの団長さんがくる頃だったんだよ」
「団長を待たせて遊びとはどうゆう事?」
「いつもお前に付き合ってんだからこれくらい許しなよ」
「山崎!今すぐ隊士全員呼べ!」
「はっハイ!」
「クセェ奴がまたいたか。お前はだれでぃ?」
「うーんウチの部下がお世話になったんだ。名前くらい教えてあげるか。春雨第七師団団長、神威だ」
「「春雨!?」」
「ついでに私は春雨第七師団副団長だよ。今のところはね」
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作者 - 実珠さん» 温かいコメントありがとう御座います!暫くの間配信出来ず遅くなりすいません!続編も書き続ける予定なので宜しければお暇な時にでも、見てください!!頑張ります (2022年1月26日 1時) (レス) id: 3ce7835c84 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです!夢主が作品に馴染んでて可愛いし……スラスラ読めました!!!最高です……!神威かっこよ……これからも更新応援してます!頑張ってください!!! (2022年1月23日 9時) (レス) @page48 id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - たこ足配線さん» ありがとうございます!!配信遅くなりすいません!頑張ります (2022年1月15日 0時) (レス) id: 3ce7835c84 (このIDを非表示/違反報告)
たこ足配線(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです!!続き楽しみにしてます!✨ (2022年1月13日 3時) (レス) @page45 id: a502f56163 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - サブリオさん» 素敵なコメントありがとうございます!!頑張ります! (2022年1月5日 1時) (レス) id: 3ce7835c84 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2021年11月28日 2時