第七師団副団長は団長が気に入らない

銀時side ページ48

「え、今お前なんて？」

「だ、から…好きな人にどうやって…告白すればいいか聞いてるんだよ」

待て待て俺の目の前でモジモジと顔を赤らめてるコイツは誰だ？

これじゃまるで

「純情系ヒロインじゃねえかよおおお」

「…何言ってんのお前」

信じられねぇ…このサイコマセガキの事だから男女のピーとかピーの話したかったんじゃねえのかよ

「やっぱお前じゃわかんないか」

どうもコイツは本気で悩んでいるらしく落ち込んだ様にため息をついた。まぁあの戦闘馬鹿共じゃこんな話できる奴はいねぇだろうし…落ち着け此処は一大人として俺が面倒みてやらねぇと

「…ゴ、ゴホンそのアレだ、普通に言えばいいんじゃねぇの？お前性格は塵だけど見た目は悪くねぇし大抵の奴は喜ぶだろ」

「アイツは見た目なんかで釣れる様な馬鹿じゃない」

こりゃ大層なお熱じゃねぇかよ。てかまずあのジジイクセェ族の中にこのガキを此処までにする奴なんていたか？あの阿伏兎とか言う奴はあり得なそうだし…

「まさか…お前の好きな奴って神威か！？」

「…おう」

「ゲッ それマジあるか！」

衝撃の真実に興味なさ気だった神楽も話に割り込んできやがった。

「ならやめとけ！テメぇらがひっつきでもしたら地球が終わっちまう」

「私も反対アル！馬鹿兄貴に馬鹿姉貴は私の身も滅んでしまうネ！」

「いやしらねぇよ。まずお前らさっきから話に紛れて私の事ディスってない？殺すよ？」

「殺されてやるからお父さんソイツだけは絶対許せませんません！」

「いつから父になったんだよお前は！あーもういい。お前らに相談した私が馬鹿だった。もう自分でどうにかする」

「何処行く気だ！俺達お前の気が変わるまでどこにもいかせねぇからな！」

「そうアル！私が他の奴紹介してあげるからさっさと諦めるネ！」

「おい！離さねぇと本当に殺すぞ！」

マジにキレてやがるが俺達だって譲れねぇんだよ！
考えてみろサイコとサイコから生まれるものなんぞスーパーサイコ人しかありえねぇ

その時急に見覚えのある声が俺達の部屋に響いた

「旦那〜どうせ暇なら傷ついた俺の…ってなんでぃ騒がしいな」

「いい所に来た総一郎くん今すぐコイツ牢にぶちこめ！」

「旦那、総悟です。ってもしかしてその女…」

「なんで私が打ち込まれないといけない訳！？ん？総悟？」

沖田君を見た瞬間Aの動きは止まり
2人は黙って顔を見つめあっていた

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